対象:一般歯科・歯の治療
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袋 晃子
歯科医師
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根の治療は長引かせると・・
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こんにちは群馬県前橋市歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子です。
根の治療を長引かせて
中が感染状態つまり細菌をまきこんでしまうと
消毒の回数が多くなり、
ひどくなると歯根膜が炎症を起こして、痛みがでて
さらに悪化すると、
根の外側で周囲組織を圧迫した歯槽骨の炎症となり、(骨膜炎)、
全身に細菌が回ってしまいます。
それが心臓にぷラークとしてたまり
心筋梗塞を誘発というのが根の治療の悪化のストーリーです。
hanahanaさんの場合も歯根膜の炎症まで進んでいる状態だと思います。
この場合の治療法としては根の中に入れる薬をかえたり
(場合によっては薬の刺激がかえって痛みを誘発することもあります)
、噛み合わせをなくすまで歯を削って、干渉のない状態を作ったりしていきます。
今回のこのドクターはすこし処置を急ぎすぎたのかもしれません。
おそらく薬を弱いものにかえたり、歯の干渉がないところまで削ったりして
できるだけ歯の安静をはかるのがひとつの方法かと思います。
(もちろん実際の状態を拝見していないので、
この治療法が外れている可能性もあります)
いずれにしても痛み止めと抗生物質も併用してこれ以上の感染を防ぎ
歯根膜の炎症がなくなったら根の治療を終わらせることが
まず必要だと思います。
細菌は根の中で倍倍ゲームで増えていきます。
もし悪化しすぎていたらもちろん抜歯もありえますので
根の治療が終わるまでは
きちんと歯医者に通われてください。
もとの歯が痛くなった原因は親知らずとの位置関係など
レントゲンをみないとわかりませんが、
もちろん影響する場合もあります。
評価・お礼
hanahana224 さん
2011/02/11 00:36
袋先生、早速の回答ありがとうございます。
分かりやすい説明で理解することができました。
今日も治療に行きました。
噛みあわせをなくして、歯を削ったようです。
後、根元に道を作って炎症箇所から熱を逃がしたほうが楽になると言われ、痛みがあったので、麻酔をして治療しました。
それから、痛みもだいぶ治まりました。今も抗生物資と痛み止めも飲んでいますが、
昨日よりも楽になりました。
このまま、痛みもなく治療も終わらせることができればいいなぁと思います。
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