対象:イメージコンサルティング
深井 学
パーソナルスタイリスト
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「重さ」に注意してコーディネート
こんにちは、パーソナルスタイリストの深井です。
真夏日のスーツはご自身も見る方からも暑苦しく見えがちですね。
しかし、ちょっとした工夫で好感を与えられるものになります。
まずポイントは「主張性の強いものの面積を減らす」
例えば
●濃色(黒、ダークネイビー)は白地の柄の入ったものを
見るからに「重い=暑苦しい」色は白など爽やかさを彷彿させる色と
組み合わせて使う。
※カラードストライプは遠目では柄の色が地の色にぼやけて
無地に見えるのでどちらかと言えば白がお奨めです。
代わりにグレー系やライトネイビーのスーツを使うのも〇
●柄目もさっぱりと
チョークストライプなどの主張性の強いものは
上記と同じく「重い」。ピンストライプなどをチョイス。
チェック系は淡い色目のスーツであればグレンチェックのような
強いタイプでもOK
●光沢感にも注意
サテンのような光沢の強いものも「重い」。サラッとした風合いのものの
ほうが爽やかに演出できます。
●素材
スーツにはコットン系もよいですが、サマーウール(薄手の通気性の高い織のもの)
のほうが着用時には清涼感があります。
また、クラス感を出すには『夏のカシミア』モヘアの入った素材も◎。
清涼感と品のある光沢があります。
リネンのシャツなどを使うのも善いでしょう。
●形
ダブルブレストや3つボタンなど、一番「重い」スーツの面積が広くなる
ものより、胸元に解放感のある2つボタンのスーツがお奨めです。
また、ピークドラペルやワイドラペルのような主張的なものより
抑え目なデザインのほうが暑苦しさは軽減されます。
上着丈はヒップラインをやや割るくらいにしておくのもお奨めです。
軽快感が出ます。
補足
「量感」という見た目の重さに意識してみて下さい。
重さはそのパーツの色、柄、素材、形によって決まります。
簡単に言えば
濃い、ぶ厚い、(主張性が)強いは重く
淡い、薄い、弱いは軽い
重いものは温かさを加味し(秋冬にはこちらがお奨め)
軽いものは涼しさを加味します。(春夏にはこちらがお奨め)
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この回答の相談
仕事柄、真夏日もスーツで仕事をしています。
お客様に接する際に暑苦しい印象を与えたくないのですが、
真夏でも好印象を与えられるスーツの着こなし方はありますでしょうか。
素材や形の選び方、ほかにも工夫できることがありましたらご教授ください。
よろしくお願いいたします。
zeptさん (東京都/34歳/男性)
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