在庫と売掛金について考えています。
掛売り・掛仕入れや現金決済など、決済全般に話が及んできました。
ここで値引と割引の違いについて知っておきましょう。
実はこの2つは会計的にはまったく別のものです。
○値引き:商品の値段を安くすること
こちらは分かりやすいですね。
○割引き:決済を早くすることで生じる金利のようなもの
本来は一ヶ月後に払うものを今日払うとします。
そのとき、相手は手元にお金が早く来ることになります。
逆に自分は手元から早くお金を失います。
そのことで金利相当分を失い、また資金繰り上の犠牲も生じます。
実際、昨今の低金利では割引きがクリティカルな要素とはなりません。
ただイメージとして割引きというものは決済の重要性を物語る大切な項目だと考えています。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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