- 大長 伸吉
- ランガルハウス株式会社 代表取締役 アパート経営アドバイザー
- 東京都
- 不動産投資アドバイザー
ひとつ前のコラムにて「必要なものは時間がたつと見えてくる」との記事を書きました。
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「この時間の使い方について、不動産・自宅または収益物件の売買が代表例。
不動産を買うときは慌てないことが大切。
少なくとも1年、できれば3年土地情報を見続けてもらいたい。」と。
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その中で、特に良い物件を取得した人は良い物件をつかむことが出来る。
自宅は一生に一度の買い物と言われることがあるので、長い人生を1年未満で決めてしまうのはもったいないし、間違っている。
だから、時間をかけて、土地・建物を探してもらいたい。
必要なものほど、時間が経つと見えてくるから。
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と、不動産の売買事例・売値の話をしたのですが、早速本日の個別相談会にて、この事例が出ました。
・当初の土地の値段は3980万。
・今では見事に500万の値下がり、3480万。
今回は、1年も待つことはなかったのですが、土地価格の1割以上値下がりしました。
この土地は、公道に面した細長い1つの整形地を、(1)前面整形地と(2)後方の路地上敷地に区分して売られているもの。
今回に関しては(1)前方の土地と(2)後方の土地いずれも、500万の値下がり、売主さんの切羽詰まった様子がうかがえます??
いえ、本当にそうでしょうか?
これは、全くもって推測でしかないのですが、値下げ理由は苦しいからだけではないと思います。
初めから、土地価格が高すぎた?
との見方があることも、買主として忘れてはいけません。
でも、そうコメントをしてくれる仲介業者さんとである事が出来るほうが稀かと思います。
このような業者さんに出会えた買主さんは恵まれていますね。
と、幸運、不幸に分けてはいけません。
単純に、最近の路線価を見て、土地の価値を確認する事が出来ます。
東京都心で、路線価の評価がなされていないため、全くこれがあてにならない土地はありません。
買主自身が確認することができるのです。
(一般の業者さんならばこの資料を準備してくれるはず)
さらには、先の「時間を使う」事が大切。
一生に一度の土地を買うのですから「一度くらい土地を逃しても価値のある土地を取得する」との気持ちが大切。
今回の事例、すぐに決断していたら、3980万で買い付けを入れていたかもしれません。
しかし、少し待てたため、いえ、この方がこの地域の土地の相場情報を収集して、観察していたから、待つ事が出来、このような事例に直面したといえます。
そこから、もう一工夫して購入する事もありですし、すでに500万を得したともいえます。
今回は正常値に落ち着いただけですので、500万円損をしなくて済んだといえます。
買主自身が考えを持たず、一般常識に、業者の言われたとおりのものを買うという姿勢を変える時期が来ていると思います。
時間を活用しましょう。
あわてて買うのはやめたほうがよいと思います。
また、自分と家族の将来設計ができていれば、計画を立てておければ、あわてて自宅を購入する小tもないでしょう。
自分の事です。
お気をつけてください。
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