- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
集客にはいろいろな方法や策があります。
当然といえば、当然の話です。
特に私が得意としているのが、「色彩心理」「顧客心理」を切り口としているところでしょう。本を出版した時、プレスリリースを地元のメディアにすると、「色彩心理を使った話でしょ?」(そんなのあたりまえの話じゃないか)といわんばかりのノリでしたね。
ただ、色と心は密接してまして、例えば、衝動買いで赤い洋服とかつい買ってしまい、後で着る事がなくなったということはありませんか?
あるはずですよ。
その時の心理が「赤のように積極的になりたい」と思ったのでしょう。心が沈んでいると、時に(人によりますが)こんなふうに、赤の洋服を買う事だってあるのです。
じゃ、なぜ大事なの?って思うでしょ?
今の日本人に必要だと思うのです。3月以来、日本人は心のダメージを大きく受けています。東日本の人だけでなく西日本の方もダメージを受けています。
そういう心のダメージを受けている時こそ、「色」に注意すべき時なのです。上記の例えのように私たちは、「色」で心のバランスを保とうとするからです。「色」に過敏になっているといってもいいでしょう。
先日、東京は銀座の方から、私の著書を読んで感銘したというメールをいただきました。また、銀座の実情も教えてくださいました。「震災後、節電でお客さまがめっきり減りました。」という内容のもの。
ニュースなどで、ご存知だと思います。ネオンサインなどがだいぶ消されて、薄暗い繁華街になっていますよね。これは、トンネルの原理と同じです。私たちは薄暗いところから、少しでも早く明るいところへ行こうとします。銀座の薄暗い町よりも、かえって電車の中のほうが明るいと「さあ、家にかえろう。」と消費者もそう思いますよね。薄暗いと購買意欲も萎えてしまいます。
もう少しすると、私たちもその薄暗さに多少慣れるかもしれません。また、節電を若干控えるかもしれませんね。今回の銀座は「照度」明るさ(色も関係します)に対する心理が働いたといえるでしょう。
また、消費者が「色」に敏感になっている時です。どうぞ、ビジネスとして仕掛ける側も「色」に敏感になってみてください。
このコラムに類似したコラム
私の著書「たった1秒の『イメージ色』で行列店に変わる」 うえた さより - マーケティングプランナー(2011/09/29 17:26)
売上アップは基本の徹底から <前編> 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2011/11/05 17:37)
女性のお客さまはこう動かす 5 うえた さより - マーケティングプランナー(2011/10/15 17:25)
YouTube,Twitter,Web,メルマガ。ぜんぶで月額1万円コース。 児島 康孝 - 動画マーケティングコンサルタント(2015/12/06 09:21)
FBOアカデミーシンポジウムのご案内 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2015/01/24 18:15)