＠NEXT SenSEマガジン[vol.14]より（バックナンバー）1/2

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1．今月のテーマ：資産運用比較その6／生命保険
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【生命保険の種類】
　一概に生命保険と言っても様々なタイプがあります。
種類も多く、時代の変化、お客さまのニーズによっても商品が変わってく
るため、なかなか分かりづらいところもあるかと思います。
誰でも、一度は説明を受けたことはあるかもしれませんが、代表的なもの
について、おさらいしておきましょう。

・定期保険
　いわゆる掛け捨て保険と言われるもので、保険料は安いが短期のものは
貯蓄性がほとんどありません。
ただし、長期の定期保険はある程度の貯蓄性があり、また企業や個人事業
主が契約者の場合、保険料の一部が損金や必要経費に算入できます。

・養老保険
　生命保険のうち一定の保険期間を定めたもので、満期時に死亡保険金と
同額の満期保険金が支払われます。

・終身保険
　生命保険のうち保険期間の終了がないもの。
定期保険や養老保険の欠点を補う形で発売された商品で、保障面も貯蓄性
も兼ね備えています。
低解約返戻金タイプや変額保険タイプなど、保険料を抑えたり、インフレ
対応も可能な商品もあります。


一般的には、上記のものを組み合わせて、定期保険特約付終身保険などと
して構成し、さらにはがんや生活習慣病、災害の特約をつけたものが主流
になっています。
　
【マンション経営との比較】
　生命保険自体は、時代のニーズに合わせてどんどん細分化されています
ので、どういった時にどういった保障が得られるのかを加入者がきちんと
把握していないといけません。
また、保険金支払い時には契約者（保険料支払い者）、被保険者（保険の
対象者）、保険金受取人の関係で課される税金がまったく変わってきます。
　　
　マンション経営の場合、通常であれば、万一の時にローンの残債が保険
で支払われる団体信用生命保険が付帯されます。
その場合、毎月の家賃収入はご家族に残されることになり、それを遺族年
金として考えれば、生命保険の同等のメリットがあると言われています。
毎月のローンの支払を保険料として考えた場合、その大部分を家賃収入で
まかなえるというメリットもあります。
また、税務面では、生存中は、不動産所得が赤字の場合、来年からの縮小
される生命保険料控除よりも節税効果は高くなることも多く、相続時も土
地と建物の相続税評価が適用されるので非常に簡易な計算になります。

　
【併せて取り組むことで将来の様々なリスク回避】
　しかし、マンション経営に取り組んだからといって保険を全て解約する
という方法はおすすめできません。
生命保険は、細分化した分、多様なリスクに備えることもできますし、最
も大きな違いは「生前給付」という考えです。

これまでは、生命保険も死亡時に重点をおいた商品が多かったのですが、
近年ではがん診断時や後遺症認定時に保険料が支払われる商品も多くな
っています。
また、団体信用生命保険にも生前給付がある商品も増えてきてますので、
加入時にはその辺の確認もしておきましょう。

そのあたりのメリット・デメリットをしっかり把握して、バランスの良い
資産形成をしていきましょう。　


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