＠NEXT SenSEマガジン[vol.10]より（バックナンバー）1/2

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1．今月のテーマ：最適資産運用その3／外貨預金
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【外貨預金とは？】
　外貨預金とは、日本の通貨を外国の通貨に換えて行う預金です。
外貨預金は通貨によって金利や手数料が異なってくるため、どの通貨を購入するかが重要なポイントとなってきます。
海外通貨の購入後は、普通預金の場合であれば「利益を得た時点」で、定期預金では「満期を迎えた時点」で再び日本円に戻すという流れになります。
このような関係に着目すると、「円高ドル安」時にドルを購入し、「円安ドル高」時にそれを売却する（円転する）と差額分の利益が出るという事になります。

【外貨預金のメリット】
　 外貨預金のメリットとして、高金利であるということでしょう。
現在の日本は「超低金利時代」と言われるように、どこの金融機関においても金利は非常に低いものとなっています。
そのため、国内における預金では金利による利益がほとんど期待できません。

これが外貨預金の場合ですと状況は全く変わってきます。
外国通貨として代表的なアメリカドルやユーロなどでは、日本の１０～２０倍もの金利がつく場合もあります。

また、金利の他にも「為替差益」のメリットもあります。
為替差益とは、為替変動を利用した利益のことを言います。
これには金利での利益よりも短期間で大きな利益を上げることができるという特徴があります。


【外貨預金のデメリット】
　外貨預金の元本割れするリスクは以下の2点です。

1、手数料
2、為替リスク

為替リスクば言うまでもなく、外貨預金の場合、外貨購入時と円への転換時の両方に手数料が必要です。
要するに、手数料は倍かかるのが通常ですから、その部分まで含めた運用を心がける必要があります。

また、外貨預金は預金保険制度の対象外であるということを忘れてはなりません。
自分の利用する銀行が破綻してしまったら、資産を丸ごと失ってしまうことになります。

【外貨預金に必要な心構え】
　円高時に外貨通貨を購入し、円安時に円転するということが原則となりますが、対象となる通貨は様々な値動きをします。
ですので、どの通貨に投資するのかは、国際情勢も踏まえた上で検討していかなければいけません。
外貨預金も基本的には定期預金になりますので、為替だけに注目して短期で利益を上げることを考えるよりも、金利や手数料なども考慮に入れて、ある程度のスパンで総合的に判断していく必要があります。

【マンション経営との比較】
　マンション経営と外貨預金の違いは、必要になってくる情報量です。
マンション経営でも、海外の物件に投資するわけでなければ、基本的に国内の動向だけを把握していれば良いことになりますが、外貨投資ではもっとグローバルな視点が必要になります。
昨今は、インターネットも発達して、世界中の情報が一瞬で手に入る時代にはなりましたが、それでも海外の情報の取り扱いには気をつけなければなりません。


そのあたりのメリット・デメリットをしっかり把握して、バランスの良い資産形成をしていきましょう。


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