＠NEXT SenSEマガジン[vol.8]より（バックナンバー）1/2

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１．今月のテーマ：最適資産運用その1／株式投資
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【株式投資のメリット】
近年では、ネット取引の取り組みやすさから、株式投資を始める個人投
資家が増えているようです。
証券会社がまとめたデータによると、口座開設数は10年前に比べて約20倍
もの数にのぼります。
株式投資のメリットとしては、配当と値上がり益という2つの収益が見込め、
預貯金にはない大きな収益を得ることもできる点です。
テレビ等で、一日に何度も取引をして資産運用するデイトレーダーが騒が
れていますが、そのような生活をしたいと思ったことのある人も少なくな
いのではないでしょうか。

【株式投資のリスク】
　まず大きなリスクとして考えられるのは、投資している会社の倒産や
株価の値下がりです。
そのようなリスクを回避するためには購入時期や銘柄を分散する方法が
代表的ではありますが、情報を集め、分析し、実行するにはそれなりの
知識とテクニックが必要になる場合もあります。
また、金融商品取引法の知識がないと、インサイダー取引や、いわゆる
見せ玉と言われる不正行為を罪の意識なくやってしまうこともあります。

【株式投資に必要な3つの余裕】
　株式投資には３つの余裕が必要とよく言われます。
まずは「資金」の余裕、2つ目は「時間」の余裕、最後は「心」の余裕です。
資金の余裕とは、株式に投資する資金は必ず余剰資金で投資するように
することです。
これからの生活に必要な資金で投資をすると、ライフプランを揺るがす
ような事態になりかねません。
また、時間の余裕とは、ネット取引などで気軽に運用できる分、仕事中
などに本業そっちのけでのめり込む人が稀にいます。
短期で結果を出そうと思わずに、空いた時間で中長期のスタンスでやっ
ていくことも重要です。
最後の心の余裕というのは、資金や時間にも関係しますが、株価の変動
に一喜一憂するのではなく、冷静に対処していくことが大切です。

【マンション経営との比較】
　マンション経営と株式投資の比較で、最も顕著な違いは、資産の流動性
です。
投資した資金を回収しないといけなくなった場合、株式投資だと決済まで
の期間の最短4日で回収することができます。
一方、マンション投資の場合は、どんなに急いでも1ヶ月以上はかかって
しまうでしょう。
そのあたりは、圧倒的に株式投資のメリットが大きいといえます。
一方、マンション経営に優位性があるのは、やはり現物資産というところです。
マンション経営の場合、所有権を登記しますので、取引先の会社に依存
しないというのが特徴です。
また、税務上のメリットとして、株式投資の損失は、他の所得と損益通算
することはできませんが、マンション経営の場合は、他の所得と損益通算
することができるのも、サラリーマンの方には有用な制度です。


そのあたりのメリット・デメリットをしっかり把握して、バランスの良い
資産形成をしていきましょう。


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