対人態度における性格の違い - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

中嶋 真澄
エニアグラムアソシエイツ代表 ビジネススキル講師
東京都
ビジネススキル講師

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対象:ビジネススキル

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対人態度における性格の違い

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カルチャースペース代々木の森・エニアグラム講座

この秋から、エニアグラムコミュニケーション講座をスタートしました。

以下はワークショップで、参加者の方々に話しあっていただく課題の一例です。

言いにくいことを人に伝えなければならないというとき。

たとえば、職場の上司から、あなたの同僚に「これこれのことを伝えておくように」と命じられたとき。でも、その内容はとても言いにくいことである。

また、クライアントに対して、あなたの会社の意向を告げなければならないというとき。それが、とても言いにくいことであるとすれば・・・。

あなたはどんなふうに伝えますか?

あるいは、友人同士の関係で、友人Aから友人Bに「これこれ、こういうことを伝えてほしい」と頼まれた。でも、それを聞くと友人Bは気を悪くするかもしれない。傷つくかもしれない・・・。

あなたはどうしますか?

そこから、対人態度における性格の違いが見えてきます。

その違いは初対面の相手でも、わりあいわかりやすい部分があるのですが、意外とみなさん、そのような違いが職場や他の人間関係でどのような作用を及ぼしているかということは意識しておられないものです。

自分自身のコミュニケーション癖があり、また相手にもそれがある。

対人態度の違いは、大きく分けて次の三つに分けられます。

1、自己主張型:ストレートに人に向かっていく。自分の求めるものがわりあいはっきりしている。

 2、追従型:人と人との間で揺れる。人や周りからの期待、何らかの権威などに従う。

3、遊離型:人から引く。自分のなかに退却していく。

1、自己主張型の人は「自分は」「わたしは」という一人称単数の主語を多用します。「自分が」「自分が」というのは、自分中心的とネガティブにとらえられることもありますが、こういうタイプの人は、人とのコミュニケーションにおいて、言うべきことをはっきり伝えることができます。現実に即した対応をする行動力のある人です。

 自己主張的なやり方をする人は、たとえ言いにくいことでもわりあいストレートに伝えるでしょう。自分がそのことを伝えたくないと思えば「自分は言いたくない」と自分の意思をはっきり表現します。

2、追従型の人は、周囲の人の態度や反応を考慮します。あまり自分をストレートに押し出さず、「みなさんはどうですか?」「自分たちは」という言い方をよくします。本音と建前の区別があったり、人の顔色を見るというと、ネガテイブなとらえ方になってしまいますが、周りとの調和や協調性を大事にする人たちですね。

こういったタイプの人は、言いにくいことをどうしても伝えなければならないとすると、いくらか遠回しに、間接的に、「自分がそう思っているのではなく、部長がこう言っていた」「誰誰が・・・」というような言い方をします。

3、遊離型の人は、人前ではあまり自分を主張しません。自分から積極的に人と関わろうとはしないし、人との競争を好みません。一人でこつこつとやる仕事などは、熱心にやっていることがあります。

遊離的な傾向の強い人は、言いにくいことはできれば言わないですませたいと思っています。実際に、黙っているということもありえます。とりわけ、自分に関係のないことであれば、関わりたくないという気持ちを持っています。

対人関係に苦手意識を持ちやすいのは、この三番目のタイプの人たちに多いですね。

自己主張型の人は、相手からも伝えるべきことはなるべく、はっきり伝えてほしいという気持ちがあります。くどくどと持って回った言い方をされるのを好みません。

追従型の人は、あまりはっきり言われると、「そんなにはっきり言わなくてもいいだろう」「もっと他に言い方があるだろう」と思うものです。

遊離型の人は、あまりにストレートに言われると、すっと引いてしまいます。しかし、他のタイプの人からすると、遊離型の人は、黙っていて何も伝えないということがあるので、コミュニケーションが図りにくいと感じられることがあります。また、黙っていたことで、あとでわかってしまったときなど、他の人は「なぜ、黙っていたんだ」「言ってくれればいいのに」と思うでしょう。

こういったことがわかっていれば、

自己主張型の相手には、ダイレクトに、はっきりものを言う。

追従型とおぼしき相手には、あまりダイレクトな表現ではなく、気を使っているということを相手に感じ取ってもらえるような、気遣いを示す言い方、間接的な表現などを心がける。

相手が遊離型の場合には、少し時間をかけて、相手が語り始めてくれるのを待つこと。遊離型のタイプに対して、話がはずまないので、あなたの方がどんどんしゃべりだしたり、矢継ぎ早に問いかけたりすると、相手はますます押し黙ってしまう可能性があります。

というふうな態度で接すれば、コミュニケーションのスムーズな流れを作ることができます。

 

 

 

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