私はその夜、被災地に入りました 14 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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私はその夜、被災地に入りました 14

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●建物の安全性を求めて ☆阪神大震災体験記
 学校か区役所かどこかに避難している。坂の下にある小学校へ向かう。小学校も真っ暗闇だったが人でごったがえしている。校庭は臨時駐車場の様になっていて車の中で一夜を明かす人もいるようだ。
 叔父の名前を叫びながら教室を廻ったが返事が帰ってこない。よし区役所だ。学校を飛び出した時、携帯電話が鳴った。
 声の主は妻からだが電波状態が非常に悪い。何を言っているのか全然判らない、多分携帯電話の中継所も被災しているのだろう。電気も無いはずだからここで通話出来たのが不思議なくらいだ。
 受話器の向こうで大声で何か叫んでいる。途中で途切れてしまったが数分後また掛かってきた。今度は前より鮮明に聞こえる。叔父の消息が判ったとのこと。
 西神ニュータウンにいる従兄弟の家に夫婦そろって避難していたのだ。電話が不通でどうしても連絡がとれず公衆電話を数時間並んでやっと知らせて来たとのこと。急に体中の力が抜けていった。さあこれからどうして奈良に帰ろう。
 この時ここに来た事を一番後悔した。

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