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若干時期を逸しましたが、新入社員に関するお話です。
新年度に入り、新入社員の方々が入社してきました。街角でも沢山の新入社員の方々を見かけますが、社会人経験が長くなると、なぜか一見してわかってしまいます。多分初々しさとか、ぎこちなさとか、周囲に発するエネルギーとか、何かが違うのだろうと思います。
最近の新入社員について、ある大手企業の方から聞いたお話で気になることがありました。それは会社に入社できたことで、もうすでに満足してしまっている人がいるということでした。就職活動がとても厳しい時代に大手企業に入社できたということで自分は勝者という感覚を持っていたり、就職活動自体が長く苦しいものになっているので、入社が決まった段階で安心して力尽きてしまったりということがあるようです。
新卒の就職が厳しいことの反動なのでやむを得ない所はありますが、今はあくまで長い長い社会人人生のスタートであることとして、新入社員の方々にはもう一度気持ちをリセットして頂きたいというのが私のお願いです。
そんなことを思いながら、かつてバブル期は逆の意味で、社会人生活の良いスタートを切れなかった新入社員がいたことを思い出しました。採用する側とされる側の力関係に歪みがあるのは本当に良くないことだと思います。早く良いバランスの世の中になることを望むばかりです。
このコラムの執筆専門家
- 小笠原 隆夫
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ユニティ・サポート 代表
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。
組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。
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