おはようございます、先日所用で出かけまして。
昨日からの続き、全体最適について。
ここで有名なトヨタのカンバン方式について触れてみます。
大野耐一さんは、かのカンバン方式について
「在庫管理の方法」と言われることを嫌がったそうです。
そもそも適正な量、つまり売れるだけの量を生産していれば
在庫を管理する必要などないはずだ、ということです。
製造工程において、生産者が自分の生産すべき部品や
商品の量を上からの指示を待つことなく把握することが
出来るようになる。
これがカンバン方式の意味なのだそうです。
つまり、部分的に見れば、トヨタの生産効率は
同業他社に劣っている部分もあるということです。
同じ時間で生産出来る部品の量は、同業他社の
方が多いということもありえるということです。
しかし、それはあくまで部分最適であり、
全体最適の見地からしてそれが正しいとは
限らないでしょ?というのがカンバン方式の教えです。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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