昨日からの続き、商品を置く場所についての考察です。
商品そのものの性質を変えないまま、置く場所だけを変える
方法についてももう少し具体的な例をあげてみます。
最近では喫茶店と本屋が合体しているようなケースがあるようです。
コーヒーを飲みながら買いたい本を選ぶ。
あるいは喫茶店のメニューに「今週のお薦め本」といったものを
載せて販売してしまう。
異なる商品を組み合わせる形で新しい事業が生まれています。
喫茶店でいえばイングリッシュカフェというのもあります。
単なる英会話教室ではなく飲み物や軽食を取りながら英語での
会話を楽しむことで勉強もしてもらうというコンセプトです。
山に落ちている葉っぱを拾って来て料亭に売っているという
村ぐるみでの活動も割と有名です。
山村では何の価値もないゴミのようなものが、場所を変えるだけで
立派な商品になるという非常に優れた例です。
大航海時代の貿易で基本とされていたものは
・別の場所の名産品(香辛料など)を持って来て高く売る
というものでした。
これは現代の経済でも同様です。
まだ自社の商品と同じようなものが持ち込まれていない市場に
自社商品を持っていくだけで物凄く売れる可能性があります。
ずらす方法についてもう少し考えてみます。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂きありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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