昨日からの続き、企業倒産の最大の原因は資金不足であるという
点について簡単に確認してみました。
経営に関する具体的な行動において、現預金にどのような影響を
与えるのか、ということを常に考えておくことは、安定的な事業経営に
とって絶対必要なものです。
で、その大切な現預金ですが、企業活動のどこから生まれるでしょうか?
方法は二つあります。
利益から獲得する
財務活動(借入・出資)から獲得する
どちらの行動にしても、企業内部に現預金が増えるという点については
全く変わりがありません。
ただし、後者の方法による現預金の獲得には限界があります。
企業に出資してくれる人間がそうそういるわけはありません。
また、借金に頼った経営は後々自社の資金繰りを苦しめます。
(この点については、後日改めて触れてみます)
というわけで、事業活動における健全な現預金の獲得方法は
利益をあげる
という当たり前のことになるわけです。
もう少し残酷に言うならば
利益をあげられない企業は、事業を継続することはできない
ということになります。
私が本コラムを書き始めてすぐに「必要なのは黒字にするための
行動」と断言したのは、このような理由からです。
もちろん、言葉で言うだけで簡単に利益が出せるわけはありません。
その方法については、このコラムの中でも少しずつ考えていければ、と
思います。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
044-829-2137
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