元気なバンクーバー・カルガリー

　10月4日から3泊5日で、カナダ西部の２大都市、バンクーバーとカルガリーに行ってきました。元気なカナダ経済を肌で感じて、これからの仕事に活かしていきたいという思いからです。

関西空港から１０時間でカナダ第3の都市バンクーバーに到着します。

　カナダの中では温暖な気候ですが、朝夕の冷え込みは、日本の11月初旬ぐらいの感覚でした。人口は近郊も含め２３０万人。カナダ最大の貿易港があり、日本でいう大阪や神戸のような感覚でしょうか。アジア系の方もたくさんおられ、何度か香港にいるような錯覚を覚えました。

　緑を多く残しながら、建設ラッシュが続いていました。

地価も家賃も上昇中。中心地はコンドミニアム（日本でいうマンション）が林立しています。地価が高いので、建物は上へ伸びていきます。写真のように、鉄筋が地下8階相当から伸びている建物もあります。地下部分は立体駐車場になるようです。不動産業者で物件価格をみると、中心地で50㎡（16坪程度）の１ＬＤＫで5,000万円程度でした。バスや地下鉄など公共交通機関が発達しています。90分以内であれば乗継や途中下車しても料金が変わらず、便利でした。

さらに飛行機で90分行くと、西部2大都市のひとつカルガリーがあります。

　滑走路には数日前に降った雪が残っていました。北米有数の石油産業集積地として知られ、中心都市の人口はおよそ130万人。郊外で住宅開発がどんどん進んでいることが飛行機に乗ってもわかります。新築は主に2階建ですが、中心地ではコンドミニアムもあります。

住宅開発が進む街の中から、今回はカルガリー郊外のコクランへ行きました。

現在の人口は約2万６千人で、今後10数年かけて人口5万人から7万人の街になる予定とのことです。ロッキー山脈が見える場所から、50分あれば無料高速道路を使いカルガリー中心地へ通勤できます。コクランは災害が少なく、データセンターに最適で、AmazonやAppleが目を付けているようです。広大な土地でも、農地と宅地とは明確に区分されて開発されています。

滞在できたのは３日間でしたが、

　不動産価格の上昇が見込める理由がよくわかりました。カナダは自然と都市が近く、快適な住環境が整っており、仕事もあり、教育も高校まで無料、住んでいる人も将来への希望に満ちており、様々な面で住むのが快適なため、移民による人口増加が見込めるのです。