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何が役立つかは計算できない「過去の経験」

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 現場の事例・私の体験

 ある異業種交流会に参加した時のことですが、ものすごく緊張した様子で名刺交換をされている方がいらっしゃいました。

 

 聞けば、見知らぬ人ばかりが集まるそのような会に参加するのは初めての経験ということで、そもそも緊張していたところから、実際にその場に立ってみると、何を話せばよいのか、どう対応すれば良いのかもよくわからず、「失礼がないように」「笑顔で」などと考えていたら、さらにどんどん緊張してきてしまったのだそうです。どんなことでも初めてのことは緊張するものですから、まあ無理もないことでしょう。

 

 私自身は、交流会に対してこのような緊張感を持った経験がなく、「緊張する」という人の話を聞いて初めて、「ああそういう人もいるのか」と気づいたくらいです。

 これは私が単に緊張しないタイプということだけでなく、独立して仕事を始める前の会社員時代から、この手の交流会に参加する機会がたくさんあったということがあります。

 人事という役割から来る偶然の産物ですが、主に求人先の企業を集めた大学主催の交流会、いろいろな企業の人事が集まるイベントのような交流会などが、重なる時は月に2、3回はありましたから、その頃からの経験を通じて、自然に慣れてきてしまっていたということです。

 その当時はたいして何も思わずに取り組んでいたことですが、その経験が後になってから、思いがけずに役に立っていたということです。

 

 こういうことは、社会人経験を持つ人であれば、多かれ少なかれ誰でもあると思います。学生時代のアルバイト経験や、趣味で取り組んでいたことの知識が、ある日突然仕事とのかかわりが出てきて役に立ったなどということがあるのではないでしょうか。

 

 これはある会社でうかがったことですが、自社として初めて新製品発表会を大々的に催すことになったものの、誰も経験したことがないので、何をどうしたら良いのかの見当もつかずに困っていたところ、たまたま社員の中に学生時代にイベント運営のアルバイトをしていたという者がいて、その社員が昔の経験を活かして全面的にイベントを仕切り、非常にスムーズに進めることができたのだそうです。何が役に立つかは、本当にわからないものです。

 

 ただ、こういうことに対して、私が最近少し気になっているのは、「将来役に立つことを学びたい」「後で役に立つような経験をしたい」などといって、先読みをする傾向が少し強くなりすぎているのではないかということです。

 

 将来を見据えて、計画的に経験を積もうとすることが大事な面はありますが、今後役に立ちそうなことを先読みすると、結局は今やっていることの延長線上から離れられず、機会を限定したり、取り組みを選別したりすることになりがちです。

 しかし実際には、いつどこで、どんなことがどんな場面で役に立つかを確実に予測することは、特に不確実性が高い今の時代では、なかなか難しいことです。

 

 どんな経験が、いつどんな時に役立つかということは、そうそう計算できるものではありません。これが過去の経験となれば、いつ、何が、どうつながるかは本当にわかりません。そうであるならば、あまり先読みばかりしていても仕方がありません。

 「計算ばかりせずに、幅広くいろいろなことに取り組んでいくことが正解」という考え方もあるように思います。

 

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