- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:家計・ライフプラン
こんにちは!
私は、早くも今日から“花粉”を感じはじめました。
暖かくなるのは嬉しいですが、また、少し憂鬱な季節がやってきます。
花粉症の人、この時期をしっかりと乗り越えましょう!
さて、日銀によれば、2013年12月末の国内銀行の預金残高が、638兆円にまで膨らんだとのことです。
このうち個人が、約66%の424兆円を占めています。
その他、企業が184兆円、地方自治体など16兆円、金融機関14兆円などとなっています。
政府による「貯蓄から投資へ」の掛け声をよそに、個人の預金残高は年々増加傾向にあります。
特に、最近は低金利が続いているため、定期預金からいつでも引き出しができる普通預金にしている人が多くなっています。
一方、銀行が預かった資金の貸し出しは、伸び悩みをみせています。
昨年12月末の銀行の貸出残高は、433兆円となっています。
預金と貸出の差は、何と“205兆円”にまで膨らんでいます。
大企業は、潤沢な内部留保金を持ち、また投資に慎重な企業もいまだ多く、資金需要が冷え込んでいるのが実情です。反面、財務基盤がぜい弱な中小・零細企業には、なかなか資金が回ってこないという歯がゆい状態が続いています。
現在、銀行としては、貸出を伸ばすため、個人の住宅ローンなどをターゲットとし、低金利競争を繰り広げています。
その意味では、「返せるあてがある人」は、まさに今が“借り時”と言えるかもしれません。
それにしても、使われずに、放置されている205兆円は、何とももったいない限りです。
この資金で、国債を買って、いくらかの“利ざや”を儲けるしか方法は無いのでしょうか。
日本国民と日本の将来のために、使い道はまだまだあると思うのですが。
ただ、国が使えば借金が膨らむだけなので、ここは企業や国民も、様々なアイデアを出し、真剣に考えなければなりません。
「お金があるのに、預金以外使い道がない」
ある意味、何とも贅沢な悩みですね。
それでは、今週も穏やかな日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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