- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:家計・ライフプラン
こんにちは!
さて、先日内閣府が長期労働力人口の予測をまとめました。
それによると、今後、女性や高齢者の社会進出が進まなかった場合、46年後の2060年に、日本の労働力人口は3795万人と、現在より42%も減少すると試算がなされました。
さらに、女性の労働率が先進国最高のスウェーデン並みになり、なおかつ60歳以上の労働者の引退年齢を5年遅らせたとしても、労働力人口は4792万人と2013年比で27%の減少と試算しています。
そして極めつけは、合計特殊出生率(いわゆる出生率)が、2012年の1.41から2.07にまで回復したケースであっても、労働力人口は5407万人で18%減少するとしています。
正直、出生率の“2”台は到底無理だと思いますし、スウェーデン並みの女性の社会進出も簡単にできることではありません。
従って、すでに人口の自然減少が始まっている日本においては、今後、労働力人口をはじめとする人口減少が加速度的に高まっていくと言えるでしょう。
残念ながら、人口問題は、一朝一夕に解決できることではありません。
従って、「国の運営」、「企業の経営」、「個人の人生設計」など、中長期スパンで臨まなければならない重要事項については、このことをしっかりと頭に入れてプランニングをする必要があるでしょう。
とはいえ、まずは、人類、そして日本にとって最も大切なこと、それは
「子供達をしっかりと育てていける環境を作ること」
です。
次の“100年”を考えたときに、我々が取り組まなければならない課題なのではないかと、強く感じる今回の人口予測発表でした。
それでは、今週末も穏やかな日々をお過ごしください。
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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