- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
最近の自然食ブームは、これまでのダイエットを謳った一時的な盛り上がり
ではなく、高齢化社会の到来による健康志向の高まりや、ネット通販の普及、
農業活性化のための6次産業化など、社会構造や消費パターンの変化などに
より、ブームが定着して徐々に食生活を変えていくと見られています。
そうなると当然、飲食店のメニューも少なからぬ影響を受けることになります。
そこで、最近の健康志向と自然食ブームについて、ブームの要因や「有機野菜」、
「オーガニック」、「マクロビ」など自然食と言われる食材や料理の種類、主なメニュー
や、参考となる都内のレストランについて、今回からシリーズでお届けします。
★自然派レストランが一大トレンドに
これら「自然派レストラン」といわれる業態は、今に始まったものではなく、バブル期
の前後から、「玄米食」や「オーガニックメニュー」、「マクロビダイエット」などを謳うレス
トランが出てきては消えることが繰り返され、業態としては短命でなかなか定着しませ
んでした。
出店場所も、都内デパートのレストランフロアや大規模ビルの地下などが多く、お店
によっては、芸能人や有名シェフがプロデュースしたという触れ込みで、マスコミを巻き
込んで華々しくオープンするものの、自然食にこだわりすぎてメニューとしてのまとまり
がなかったり、料理としての完成度が低くおいしくない、値段が高いなどで、「1度は
行ってみるものの、1回だけでいい」というお店がほとんどでした。
ところが、最近流行っているお店の多くは「ぜんぶ自然食」ではなく、料理の素材として
自然食品をうまく取り入れながら、見た目から味、香りまで、バランスのとれた完成度
の高いメニューをウリに、人気を集めています。
つまり、「オーガニックレストラン」色を全面に打ち出すのではなく、「オーガニック食材
を使ったイタリアン」、「自然食メニューもある和食店」など、レストランの特徴の1つと
して、差別化のアピールポイントとしてさりげなく表現しているお店が多いようです。
<弊社メールマガジンより抜粋>
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