結婚したら、もしくは子どもが生まれたら、

一戸建てのマイホームを建てたいという方は、どのぐらいいらっしゃるでしょうか。家を買う時に、理想の立地、理想の間取り、理想の建材、理想の家具を考えることはあっても、売る時にいくらで売れるかというリセールバリューを考える人は少ないのではないでしょうか。　

本当の資産とは、

収入を生み出してくれるもの、もしくは値上がり益を生み出してくれるものです。都心のマンションなら、住む前なのに買った値段より高く売れるという話も聞きますが、一般的に田舎の一戸建ては買った瞬間に価値が下がることが多いようです。　

賃貸は家賃を支払っても自分のものにならないから、マイホームを買う方が得だと思って購入を決められる方もいらっしゃいます。「毎月の支払いが賃貸の家賃と同じぐらいで住めます」と言われるような建売物件は、最安ランクや大量生産規格品の建築素材や住宅設備が使われているようです。安く売るにも人件費は下げられず、販売会社も儲けないといけないからです。

実際に住んでみて

「こんなはずではなかった」と思って売ろうとしても、思った以上に安い値段でしか売れないとわかり、我慢して住み続けるということにもなりかねません。　どうせ建てるなら一生に一度のことだからと、予算オーバーのローンを組まれる方も多いです。ローンを組めば利息の支払いが発生しますし、固定資産税や家の修繕費もかかります。災害で建物がなくなったら火災保険で損失はある程度補てんできますが、建て替え後のローンの支払いは残ります。収入も値上がり益も生まない一戸建てのマイホームを建てることは、リスクの高い不動産投資ということになります。　

ちなみに家を建てる時は、

ハウスメーカーの展示場に行き、1社に決めて話を進めるのが良いでしょうか。それとも、地場の工務店で3社ぐらいに相見積もりを取って決めるのがいいでしょうか。私の聞いた話ですが、大手ハウスメーカーで建てた場合、売る時は高値で売れる代わり、定期的な修繕費用も高いようです。誰に頼むかによって、トータルでかかるコストはかなり違ってくるでしょう。　

東京都では、2025年4月から

新築住宅への太陽光発電システムの設置が義務化されるようです。太陽光パネルの設置費用、撤去費用負担は大きく、売電価格はどんどん下がっています。売電価格が高かった頃に比べてメリットが少ないように思います。どこの地域でも設置するのが当たり前になったら、なぜ普及したのか考えてみましょう。何か裏に秘密が隠れているかもしれませんね。