大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「ワーキングホリーデーでカナダのアルバータ州に行きたいです」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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ワーキングホリーデーでカナダのアルバータ州に行きたいです

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留学 2018-06-13 05:35

ワーキングホリデーについての質問をいただきました。

カナダのどこに行こうが、絶対必要条件は「英語が出来ること」。

 

〈質問〉

 

今年の8月頃にカナダへワーホリで行く者です。

カナダの色々な州を調べていて、生活しやすかったり、仕事がある州はどこか探しています。

アルバータは、比較的、仕事はあるのでしょうか?

また、生活はしやすいですか?

 

〈回答〉

 

狭い日本の外に飛び出して全く異なる文化、言語の中で経験することは素晴らしいですね。

ただ、日本からワーキングホリデーでやって来る若者に対しての評価は、ここカナダでは必ずしも好意的と言えないのが残念なところです。

 

例えば、カナダ全土どこに行っても見られるTim Hortonsのチェーン。

あるフランチャイズオーナーがこんな話をしてくれました。

「人手不足でねぇ、日本人はマナーがいいんだけど、英語が出来ない。英語が出来ないと雇えないからね。何人かまとめて訓練してくれないかなぁ?そうしたら、まずは裏で使い、人の扱いが出来るようになった時点で店に出せるかも。考えてよ。」

そんな要請を受け、ワーホリ希望の方たちへの呼びかけをしてみたもの「英語が必須」との概念がどうしても伝わらなく、断念した次第です。

 

ワーホリでカナダに行ったら「英語が出来るようになる」という間違った考えで来る人が多いですね。

カナダで働くためには「英語が普通に出来ること」これが必要です。

 

アルバータ州も同じです。

 

1.仕事があるかどうか

 

トランプがカナダに間抜けな貿易戦争を仕掛けている今、経済停滞が予想されていますので先行きは不明です。

現在はオイル、天然ガスが好調な経済を支えるアルバータですので、求人は結構多いです。

 

が、ここでも英語力が問題です。

移民社会のカナダでは、世界中から来た移民が働いています。

特にワーキングホリデーで来る若者が得られるような仕事は、ほぼ移民労働者が占めています。

 

巨大なスーパーマーケット、量販店、ファイストフードチェーン、レストラン、すべて移民の顔だらけです。

もちろん、ここで生活していますので、英語は普通に出来ます。

 

また、カナダでの、例えばスターバックスなどのコーヒーチェーン、Tim Hortonsなどのファーストフードチェーンの接客には、高度な英語力と、コミュニケーション能力が必須です。

単純な、“I want coffee.”を期待したら大間違い。

個々の客は、実に個性あふれるオーダーをします。

質問も多いです。

そして、Small Talkと言われる機知に溢れる会話が期待されます。

日本のファーストフードのようなマニュアルの言い方はありません。

 

私の住むエドモントンの求人ガイドを時々眺めてみますが、英語は出来て当たり前ですので、日本食レストランの募集でも英語プラスの能力がないと難しそうです。

最近増えて来たラーメン店の裏方程度なら、なんとかなるかも知れませんが、私の判断外です。

 

面白いことに、英語さえ普通に出来るなら、エドモントン空港の案内係の募集を見かけました。

2カ国語が出来る人が対象で、日本語もその中にありましたね。

短期の仕事ですから「英語さえ普通にできれば」ワーキングホリデーの方にも面白いかも知れません。

航空会社の制服を着て、日本人の接客をする仕事です。

日本の女の子たちが結構憧れている仕事かな? 地上係員と言うのでしょうか。

カナダでは移民向けの(2カ国語が必要ですから)アルバイトとして、求人されていました。

 

質問者の、能力、適正などがわかりませんので、一般的なお答えとなりました。

 

2.生活しやすいかどうか

 

バンクーバーやトロントなどと比べると生活費は安いです。

特に家賃などに関しては、エドモントンは州都の割には、カナダ国内でも生活費の安い街として評判です。

未だにデフレの日本と比べると高いな〜と思いますけどね。

 

広大なアルバータには都市の周りに小さな町が点々とあります。

生活費はかなり安いです。

しかし、車は絶対必要ですし、小さな町はかなり保守的、白人主義ですので、日本の若い人がひとりで入り込むのは難しいでしょうね。

そこに知り合いがいれば話は全く変わりますが。

 

I hope you’ll have a good time in Canada!

 

 

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