大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ教育制度を最大利用するカナダ大学留学の方法」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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カナダ教育制度を最大利用するカナダ大学留学の方法

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留学 大学・高校正規留学 2017-09-20 03:48

カナダの大学への正式留学には大きな関門がいくつもあります。
1.高い学習能力(高校のトップクラスの成績)
2.高い英語能力(TOEFLならばiBT90程度)
3.高い学費(大学、プログラムにより異なりますが、生活費も入れると年間300万〜800万)


特に1,2番を兼ね備え、カナダの大学で勉強したい!と思ったものの、何年間も上記費用を親に出させるわけには。。という方への情報です。

Q&Aでお答えすることの多いご相談をコラムに書いてみました。

1.カナダの大学は、高校卒業日本のようにところてん式に押し出されて、入るという認識は低いです。従って大学は20代前後の学生だけがいるところではないですから、年齢に関係なくいつでも大学に入ります。

 

大学入試はありませんので、高校の成績で大学に進学していきます。

高校で上級レベルの英語・社会・科学系・数学の単位を取り、卒業単位を満たしていれば進学は可能です。

ですから、高校卒業後、いったん社会で働き「やばい!こんな仕事一生したくない!勉強しなくちゃ!」と動機づけしたのち、大学に戻るケースも多いです。

自分の進みたい分野が、実際の社会経験で明確に見えてくるのでしょうね。

 

また、社会人(年齢に関係なく)も何度でも大学に戻る人がたくさんいるのがカナダの特徴です。

日本のように入試を受け直す必要もなく、4月からの入学にこだわらず、学費も年間いくらという十把一からげのシステムではありません。

必要なコースのみ受講することが可能で、学費もその分だけ払います。

 

授業形態も、オンラインでの受講がかなり充実していますので、働きながら、自分の時間を有効に使い、また世界を飛び回りながらも、大学のコースを履修することが可能な制度です。

オンラインのみで大学の学位が取れる大学もありますし、オンラインの単位と実際の教室で受講した単位とを合算することも可能です。

 

そのようにして、カナダの大人は教育の機会を捉えては大学に戻り、また大学院のコースもとり、高学歴の人が多いのもカナダの特徴です。

このように柔軟な教育制度が、カナダの社会を支えています。

 

2.日本人が上記の恩恵を受けるためには

 

オンラインで取れるカナダの大学の正式コースには2種類あります。

a. 高校の成績、卒業、英語能力(TOEFL)などに関係なく16歳以上であれば受講可能なコース

幅広いコースが数多く提供され、カナダの他の大学との互換性のあるコースも多いです。

学費は、外国人には大体カナダ人の約3倍かかります。

3単位で10万~15万)

各コースは大体6ヶ月で終了します。

ただし、高レベルを誇るカナダの大学正式コースですので、かなりの高い英語と学習能力が必要です。

目安としてはTOEFL90程度。 英検1級でもかなりの難関のコースです。

簡単に受講しても、お金の無駄になりますので注意が必要です。

 

b. 最初から願書を出し、TOEFLなども提出し、オンラインの学生として登録。

その大学が持っている特別なプログラムなども選ぶことが可能です。

内容・方針は各大学により異なりますので、直接の問い合わせが必要です。

 

3.現在サポートしている日本からの大学留学生

 

正式にカナダに大学に入学し学生生活を送っていますが、上記オンラインコースを併用しています。

例えば、日本に帰国時もオンラインで単位をとりためることが可能ですので、時間と学費を有効に使うことが出来ます。

 

正式に大学留学するには、かなりの費用がかかります。【年間300万~800万ープログラム、大学により大きく異なります】

自分で働きながらというのは、ほぼ不可能な選択しだと思います。

また日本から留学すると、英語の能力をアップグレードする時間がかかります。

その時間を足すと費用はかなりの高額なものになります。

 

それでもどうしても大学留学を!という方には、カナダは最適な制度を備えていると思います。

まずは高い学習能力・英語能力が欠かせませんが、自分で日本で働きながら「留学」出来るところが最大の魅力です。

時間はかかりますが、自分の将来への大きな投資になると思います。

 

こんな選択肢もあることを知っておいて下さい、カナダで勉強したいみなさん。

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