大塚 嘉一(弁護士)- コラム「手編みのセーターの呪い」 - 専門家プロファイル

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オオツカ ヨシカズ
( 弁護士 )
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手編みのセーターの呪い

- good

2012-12-27 16:40

 私の妻の魅力は星の数ほどもありますが、そのうちの一つに編み物が上手というのがあります。しかも、単に仕上がりが綺麗、という以上の何かがあります。

 妻の手になる荒い編みの、ちょっとルーズなセーターは、とても保温性が高く、一度着ると手放せなくなります。彼女は、仕事もあって忙しいはずなのに、冬の季節になると、いつの間にか出来上がっています。今、着ているのは、さて何着目でしょうか。身に着けると、暖かさと、少しの拘束感に包まれます。弁護士業務中というより、プライベートな場面で重宝します。

 昔、母親、親戚のおばさん、職場の女子たちからもらった手編みのセーターやベスト、手袋などは、その贈り主と一緒に、ほんわりとそのぬくもりとともに思い出します。

 過去を振りかえりながら、その他にも、もしかすると、僕のために編んだけど、結局、僕の手に渡ることのなかった毛糸のマフラーがあったのかも知れない、などと一人、にやけていると、妻の編んだセーターが、私の身体を締め付けてくるのでした。

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