対象:住宅設計・構造
現在家を新築中です。地元(静岡)工務店に、RC壁式構造3階建の設計・施工を依頼し、同時に土地のボーリング貫入試験による地盤調査を実施いたしました。以降2ヶ所の地点で調査をし、結果は以下のとおりでした。
?掘削深度GL-5m/標準貫入試験7回/(1.65m-N値7)(2.15m-N値16)(3.15m-N値37)(4.15m-N値60)
?掘削深度GL-13m/標準貫入試験15回/(1.65m-N値17)(2.15m-N値8)(3.15m-N値6)(4.15m-N値20)(5.15m-N値45)(6.15m-N値60)(7.15m-N値48)
以上の結果をもとに地盤改良計画および予算が出されました。
内容が、湿式柱状改良工事Ф600mm×2.5m〜4.0m×115本。合計374m。予算は約160万円です。
家の大きさは、建築面積:72.73?(22坪)/延床1F:62.30?(18.85坪)/2F:62.68?(18.96坪)/3F:62.68?(18.96坪)/PH:4.28?(1.29坪)程度、基礎はベタ基礎。
そこで先生方にご質問です。私の計画する家では、前述の地盤改良工事内容(特に本数)は妥当なものなのでしょうか?また、予算価格160万円(予算オーバー)。合計374mについても見解をお聞かせいただけないでしょうか?
RCが木造の何倍もの重量があり、施工箇所も多くなる事は予想しておりましたが、ここまでの本数が必要なのか?疑問です。
昨今過剰改良工事も見受けられるという記事も呼んだことがありますが、万が一そうだった場合、検査機関認定の業者等に工事内容を変更(保証付)して、工事を依頼することは有効なのでしょうか?
大幅に予算オーバーをしている為、打開策等がございましたら具体的にご指導をいただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。
kiichuさん ( 静岡県 / 男性 / 38歳 )
回答:2件
構造設計者に説明や提案してもらうのがベターでしょう
kiichuさん
はじめまして。RCの3階建てを計画中とのこと。
一般の方には地盤調査及び杭の見極めはとても難しいと思います。
その分心労も大変かも知れませんね。心中お察しします。
さて、ご質問の件。
今回の工事内容だと、設計の中に構造計算者がいると思いますよ。
または工務店から協力業者の構造事務所の委託しているかも知れません。
出来ましたら、工務店経由で、今回の杭が妥当かどうか?の説明を
求められるか、または、工法などを別の形にして金額を抑えることが
出来ないか?を相談されるのが一番的確だと思いますよ。
一度そのルートで確認されてみてください。
参考になりましたら。
八納啓造 拝
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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中舎 重之
建築家
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鉄筋コンクリート造3階建てと柱状改良
ボーリング貫入試験は柱状改良とか、表層改良地盤に使用するには不向きです。鉄筋コンクリート造(RC造)3階建てのデータとしては、ボーリング貫入試験が最も相応しいものです。此のデータを見て回転式貫入鋼管杭を採用するであろうとは思いますが、GL-4.15mのN値60とGL-7.15mのN値48の高低差3mをどう処理するかには迷います。いづれにしても、工務店サイドの判断ではなく、然るべき構造設計事務所の意見なり、構造計算を依頼すべきケースであると思います。
以上です。 2014.5.14 中舎重之
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