対象:住宅設計・構造
現在新築を検討していますが、長期優良住宅の認定された3階建てを計画中です
ただ、古い町並みで隣地と隣接してる(柱は独立)住宅地で、土地の間口が3.6mと狭く、縦長の土地に建築となります
間取りを考えていた際に、建物の縦のラインには壁をいくらでも取ることができますが、仕切り壁が1~3階までバラバラになりそうです
仕切り壁をそろえて耐力壁にすることは聞いているのですが、建物の間口が3m、奥行きが16.5mのような家でも、横むきの仕切り壁を合わせないと厳しいでしょうか…?
補足
2016/09/08 13:17回答ありがとうございました
金沢では非常に小さな家ですが、私たちのためなので、頑張って進めていきたいと思います
解決方法があることで、少し気持ちが前に進めました
ーNico-さん ( 石川県 / 女性 / 44歳 )
回答:2件
フラット35S 長期優良住宅では
フラット35Sの耐久性・可変性に関する基準(長期優良住宅)の仕様において、木造3階建ては確かに集合住宅のような仕切り壁が上下階揃っていた方が計算は簡単で安定もすると思います。
個人住宅ではそうはいきませんので、耐力壁計算において腰壁や垂れ壁も準耐力壁として加算されるような開口部を外周部につくることと、16.5mの中央辺りに1~3階共通の構造ラインを持ってくるなど、構造計算を併用しながらのゾーニングがポイントになると思います。
木造3階建てにおける耐火・準耐火仕様で高くつく費用も考えると、構造体を鉄骨造にする案も一つではないでしょうか。
鉄骨造でしたら仕切り壁の構造ラインに神経質になることなくゾーニングもできると思います。
石川県で古い街並みということで、外装の仕上げ指定など街並み条例の有無も影響してきますね。
ご参考まで。
評価・お礼
ーNico-さん
2016/09/08 13:13早急な回答ありがとうございます!
長期優良住宅で木造建築 という縛りが、金沢のまちなか政策?条例?でありまして…
外観の仕上げから、瓦から、指定が多く、かといって自分たちのわがままも採用したくて困っていました。
絶対ではないですが、隣地との境界も開けてはいけない というムードなので(長屋みたいなものを売りにしている観光地なので)押し壁工法で建築することになるらしいです
そんな中でなかなかプランが固まらず、自分でも検討してみているところでした
本当にありがとうございました
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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上下階で耐力壁を揃える事は原則ですが。。。
上下階で耐力壁を揃えれば、梁に掛かる負担が少なく構造上有利になりますが、その分基礎に掛かる応力が大きくなりますので、一階の柱脚が引き抜き力に耐えられない結果になる場合があります。特に狭小間口の住宅には注意が必要で、少々耐力壁の位置をズラしてもその方が、経済的である場合があります。ですので、是が非でも耐力壁を揃えると考えるのではなく、バランスを考えながら構造計画を進める事が肝心かと思います。どうしても耐力壁が欲しい位置に壁を設けたくない場合もあるかと思います。その様な場合は門型フレームを採用するとか、耐力壁に拘らない柔軟な発想も必要かと思います。
評価・お礼
ーNico-さん
2016/09/08 13:16早急な回答ありがとうございます
長期優良住宅の木造建築で3階建てですが、間口が1間半なので、プランがなかなか進まず、金沢市の政策と私たちのわがままで本当に悩んでしまっておりました
フレームの採用などでいけることがわかって、本当に助かりました
ありがとうございました!
回答専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
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(現在のポイント:-pt)
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