対象:生命保険・医療保険
回答数: 4件
回答数: 3件
回答数: 9件
住宅ローンでフラット35を利用します。
そこで「機構団信」を利用するか、「民間の生命保険」を利用するか
悩んでいます。
双方の特徴、メリット、デメリットを知りたいです。
契約者(夫)は40歳会社員、妻、子2人(3歳、0歳)。
借入額は2300万円、借入期間は35年です。
機構のホームページで団信の保険料シミュレーションすると、
3大疾病付では初年度の保険料は年間12万5千円ほどでした。
以前にある生保の営業マンに聞いた時は、
「団信と同じ条件なら団信の方が安い」との回答でした。
先日「ほけんの○○」的なところに相談しましたが、
団信との比較は無視されて、収入保障保険でローン残高分返済できる額+αで
保険料が9千円程度でした。(保険金は月額10万円、保険期間は65歳まで)
公平な立場でのご意見アドバイスを知りたいです。
よろしくお願いいたします。
補足
2014/12/25 22:27皆さまご回答ありがとうございます。
多くの方のアドバイスにある「トータルコスト」をまず確認してみようと思います。
民間の保険での方をもっと詳しく調べて自身でしっかり理解してから決めたいのですが、
正直時間がありません(建物の引き渡しが2015年2月の予定なので)。
とりあえず団信(3大疾病付)に加入して、あとから(できるだけ早く)
民間の保険に加入するというやり方はアリなのでしょうか?
hanamarusanさん ( 岐阜県 / 男性 / 39歳 )
回答:5件
団体信用生命保険と収入保障保険との比較について
hanamarusanさんへ
こんにちは。
フラット35の借入金に対する保障をどのように行うか。すごく悩むところですね。
団体信用生命保険、一般的な生命保険、いずれに加入された場合も、万が一の時はフラット35の取扱金融機関に連絡する必要があります。
では、それぞれの特徴を改めて整理します。
団体信用生命保険は、
・健康状態の告知は、告知書のみで行うことができます。
・保障される額も、住宅ローンの残債と同じです。その点では無駄がないともいえます。
・三大疾病保障特約付き、デュエット(お二人とも債務者・連帯債務者の場合選択可)もあります。
・繰り上げ返済をすると、保障額が減ります。
・保険料も他の相談者がいわれている通り、住宅ローンの残債によって保険料が決まってきます。年払いが基本になります。
※最近はクレジットカード払いができるようになりました。クレジットカード払いの場合は分割払いも可能で、回数は最大12回です。(ただし、分割払いはカード会社所定の手数料がかかることになります。)
一般的な収入保障保険だと、
・健康に自信のある方だと保険料が割安になるケースがあります。
※ただし、リスク細分型を適用する場合は一定額以上(下限は月額10万円が多い)の保障で加入する必要があります。健康診断書の写しが必要になったり、診査が必要になったりします。
・保障される額は、住宅ローンの残高も考慮しながら任意で決めることができます。固定資産税の支払い分もカバーしたい、マンション管理費の支払い分もカバーしたいという使い方もできます。
・繰り上げ返済をしても、保障額は減りません。
・保険金がそのまま住宅ローンの返済に回るわけではないため、住宅ローンを完済するときは一括繰り上げ返済の手続きが必要になります。
・保険料は、契約期間中一定です。月払いも可能です。(年払いの方が少し安いです。)
何がよいかどうかは、健康状態や現在の保険の加入状況で変わってきます。
健康状態やカバーしたい範囲(三大疾病など)によっては、団体信用生命保険や現在加入の生命保険を活用する方がよい場合もあります。
御勤め先がいわゆるグループ保険を持っている場合、選択肢に加えてよいかもしれません。
まずは、現在の生命保険の加入状況を確認されて、
見直しや保障の追加が必要であれば、民間の生命保険会社で仮査定を行ってから決めるというのもよいと思われます。
上津原マネークリニック 上津原 章 ( 山口県 柳井市 )
http://profile.ne.jp/pf/uetsuhara-fp/q/q-148020/
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
-
総額で考えてみる必要があります。
はじめまして、hanamarusanさん。
広島県でFP事務所MoneySmithを営んでおります吉野です。
さて、まず団体信用生命保険は、住宅ローンの残高に連動している保険ですので、借り入れた方に万が一の事があれば、住宅ローンの残債と生命保険が相殺され、住宅ローンはなくなります。
その分無駄がない保障と言えますね。
ただ現在のところ、住宅ローンの残高に一定の率を掛けたものが団体信用生命保険料となりますので、借入当初は保険料が高くなります。
また、年間の保険料を一括で払わなくてはいけません。
民間の保険で保障を準備する場合は、収入保障保険という保険でカバーする事になります。
トータルの保証に対して均等に保険料を払っていけるので、保険加入当初から保険料払い込み期間の間、ずっと同じ保険料を払っていけます。
デメリットとしては、保障額が1000円未満では設定できません。
保険会社によりますが、月額の保険金が5万円以上から設定する事が出来ますが、基本的に1万円単位で設定となりますので、住宅ローンの残債と同額での設定が難しくなります。
団体信用生命保険は住宅ローンの残債に対して保険料が決まりますが、民間の保険では被保険者の年齢で保険料が変わってきますので、年齢によっては民間の保険料の方が高くなる事が考えられます。
住宅ローンより高めの設定になる事と団体信用生命保険の保険料総額と民間の収入保障保険の保険料の総額を比べて決められると良いと思います。
ただ民間の保険会社では、たばこを吸わなければ割引されたり、保険会社の基準での健康体であれば割引されるなどもありますから、信頼できるところへご相談に行かれてみると良いでしょう。
釜口 博
ファイナンシャルプランナー
1
団信VS収入保障保険
hanamarusan 様
この度はご質問をいただきまして、ありがとうございます。
保険実務に強いファイナンシャルプランナーの釜口でございます。
http://www.bys-planning.com
双方の特徴、メリット、デメリットを知りたいです。
⇒団信と収入保障保険はしくみは同じです。
違うところは、団信の場合、ローン残高に応じて保険料が逓減します。
収入保障保険は基本的に保険期間を通じて保険料は一定です。
また、団信は3大疾病や7大疾病、8大疾病などに罹患し、一定の状態に
なった場合にローン返済がなくなる等の商品も存在します。
収入保障保険は、3大疾病や介護状態になり一定の状態になった場合に、
保険金が支払われたり、保険料の払込が免除になる商品もあります。
契約者(夫)は40歳会社員、妻、子2人(3歳、0歳)。
借入額は2300万円、借入期間は35年です。
機構のホームページで団信の保険料シミュレーションすると、
3大疾病付では初年度の保険料は年間12万5千円ほどでした。
⇒3大疾病罹患時に払込免除になる条件で、
一番保険料が安くなる収入保障保険の試算をしたところ、
年払いで81,020円です(非喫煙優良体割引適用の場合)。
※保障期間が75歳までの保険会社が少ないのです。
70歳までの設定でしたら60,128円(非喫煙優良体割引適用の場合)
で加入ができます。
※上記保険商品は3大疾病罹患時に保険金が出るタイプではありません。
保険料と保障内容を考慮されて、ご検討ください。
ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。
http://www.bys-planning.com/
迫間 理哲
ファイナンシャルプランナー
-
トータルコストが判断基準の1つです。
ご質問者様
はじめましてファイナンシャルプランナーの迫間と申します。
保障内容が同一という前提ですが
単純にトータル支払額が35年でいくらになるか計算し、決定されてはどうでしょうか?
最近は保険会社によっても収入保障の保険料は差があるので、数社見積もりを取ってみても良いかもしてません。
収入保障は団信と違い、加入年齢、性別によって保険料が計算されているので団信に比べて若年層で安くなる傾向があります。
逆に団信は、加入年齢、性別問わず一律料金設定になっているケースが多いので収入保障に比べて高齢層で安くなる傾向があります。
40歳というご年齢ですと私の感覚ですと非喫煙健康体割引が適用できれば収入保障、
そうでなければ団信の方がコストは安い気がします。
実際にはトータル支払額をご確認下さい。
また3大疾病をどうしても付けたいということであれば団信が選択肢になるかと思います。
ご参考になれば幸いです。
本森 幸次
ファイナンシャルプランナー
3
家計をキャッシュフロー視点で考えよう。
はじめまして、hanamarusanさん。
キャッシュフローアドバイザーの本森です。
今年は私のクライアントでも15名の方がhanamarusanさんと同じようにフラット35を利用して住宅購入されました。フラット35は団信加入が任意なので皆さん同様に悩まれていますね。
私はいつもこの相談については、キャッシュフロー視点で考えましょうとお伝えしています。
キャッシュフロー視点で考えるとは、お金の流れの全体像を理解した上で色々な意思決定を行いましょうということです。
それでは団信と民間の生命保険をキャッシュフロー視点で見ると・・・
団信は「コストカット」、生命保険は「キャッシュイン」の金融商品となります。
万一が発生した後の家計にお金が一旦入ってきてそれをどのように使っていくかをその時に検討できるのがキャッシュイン商品。
万一が発生した後に家計から出ていくお金を無しにしてくれるのがコストカット商品。
契約者死亡時の住宅ローン返済のみを想定するならどちらでも同様の効果が得られますね。
しかしながら人生は何があるか分かりません。
キャッシュフロー視点では、死亡だけでなく、健康トラブルで働けなくなったとき(収入が途絶えたとき)にどうやって家計にお金を入れるかも考えます。
介護状態、障害状態、急性心筋梗塞、脳梗塞などで働けなくなったときに保険金が受け取れる生命保険も選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
簡単ですが参考になれば幸いです。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A