対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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天窓は諸刃の刃
パルティータ建築工房の森岡です。
天窓(トップライト)は、採光を得るだけでなく、視覚的静けさを持ち、プライベート性の強い独特の雰囲気の空間をつくり、とても魅力的です。
トップライトのある部屋に大きな窓があると、この独特の雰囲気は薄れてしまうので、注意が必要です。
窓を併用するときは、よく効果を確認する必要があります。
素敵なトップライトですが、夏はやっかいものになってしまいます。
南向きの屋根を避け、北向きの面に付けますが、それでも夏至の頃の昼の太陽は、真上に近くなるので、太陽光直射が入るので、暑いです。
ブラインドを付けるなどの配慮が必要となるでしょう。
ハイサイドライトも同じ傾向の効果がありますが、トップライトより日照のコントロールがし易いと言えます。
キッチンの事例のトップライトは北向きで、開閉可、ブラインド内蔵です。プライベート性を持つ落ち着いた雰囲気となっています。
もう一つの事例は、階段スペースの頂部に大型引き戸タイプのトップライトで、ここから屋上に出ることができます。
2階から屋上への階段を鉄筋で作り、トップライトからの光を1階まで届けています。
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この回答の相談
天窓(トップライト)を取り入れたいと思っています。どのようなところに気をつけたらよいでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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