対象:住宅設計・構造
面と点
トップライトには大きく分けて2通りあるかと思います。
ひとつは、''数枚のガラスを利用した面タイプ''です。
広い面で均一に光が入るので、部屋全体が明るくなります。
クリアガラス(ワイヤー入り)を導入する際には、近隣のマンションなどからの視線(視界)にも注意したほうがよいかと思われます。
また、ガラスにクラック(ひび)が入った場合などメンテナンスにも気を配った配置が必要です。一枚のガラス交換でも外部からの取替えのため、大掛かりな外部足場が必要になる場合もあるからです。
二つめは、''ハッチ型やドーム型のピンポイント的な点タイプ''です。
面積をとらないため、部分的に導入しやすい利点がありますが、太陽の動きにあわせて日差しの位置が動き、時には内装を部分的に日焼けさせてしまう場合があります。
福祉分野からお話すれば、寝たきりの方の顔をスポット的に照らしてしまう場合があるので、シェードの遮光性は重要になります。
マイナス面を強調してしまいましたが、サンルーフ付のクルマに乗ってしまうとクセになるように、トップライトの明るさを体験してしまうとその明るさが忘れられなくなるほどなので上手に取り入れてみてはいかがでしょうか(^^)
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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この回答の相談
天窓(トップライト)を取り入れたいと思っています。どのようなところに気をつけたらよいでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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