対象:新築工事・施工
遮音は換気と併せてお考えください。
はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
遮音扉は音と共に空気の流れも遮ります。トイレでは換気扇が排気した分の空気を扉下の隙間か扉面のガラリから取り込んでいるのが通常で、その分トイレ内の音はより伝わりやすくなっています。単に遮音扉に変えてしまうと換気能力が落ちたり、扉が開けづらくなりますので、併せて換気扇を同時給排型に変える必要が出てきます。また、設計によってはその換気扇がトイレ用だけでなく、屋内全体の24時間換気用の換気扇を兼ねていることもあり、その場合は屋内全体の換気計画から見直す必要が出てきます。
遮音扉の他には、トイレ用擬音装置の導入、トイレ扉前の壁を相手に非遮音扉を追加してトイレ前を前室化する、なども検討対象としてありえるかもしれません。新居の設計担当者に相談し、選択肢を整理しながらご検討されることをお薦めします。
回答専門家
- 大沼 徹
- ( 東京都 / 建築家 )
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
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この回答の相談
最近戸建住宅を新築した者です。
LDK内にトイレを配置したのですが、妻から「音が気になる」
と言われ対策を考えていまして遮音扉を検討しています。
インターネットで調べると、遮音扉・プ… [続きを読む]
hanamarusanさん (東京都/44歳/男性)
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