対象:新築工事・施工
中舎 重之
建築家
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集合住宅5階建て
- (
- 5.0
- )
延べ面積100坪で、5階建てならば、1階の面積は100/5=20坪になります。
20坪=66.0m2で、エントランス・階段・EVの共有面積が6.0x2.5m=15.0m2。
66.0ー15.0=51.0m2が居住面積で、規模は8.2x6.0=49.2m2になります。
これを、2戸の家族向けにするか、3戸のワンルームにするかで、建設費が決まります。
建設場所が駅の近くならば、独身者用に3戸のワンルームが良いでしょう。
逆に駅から離れているのなら、2戸の家族向けが良いでしょう。
いずれにしても、建設場所の不動産屋からの情報を収集して、計画される事を勧めます。
地盤が軟弱地盤ならば、躯体構造は鉄骨造で決まりですが、
地盤が良い場所ならば、躯体構造を鉄筋コンクリート造(RC造)の壁式構造を推奨します。
50年前の新潟地震、20年前の阪神・淡路大震災において、RC造壁式構造の建物は、
躯体の損傷がゼロ、死傷者もゼロの記録を持っています。
2015.3.5 中舎重之 Fax:046-263-9324
評価・お礼
yoko888 さん
2015/03/10 00:34平米数の計算までして頂いた事に、恐縮し、また、勉強になりました。先生はあらゆる質問にお答えになってます。また地震の事を研究し尽くしてますから間違いがない!と言う感じでした。ワンルームで3つか大きめで2つにするか?鉄骨化RCか?いつも、シンプルに2者択一まで絞って解決してくれてます。先生の他のアドバイス案、ほとんど見てます。一番感動したのは、キッチンなどの設備は最初安いものを入れ、10年後買い替えの時少しグレードを上げたものにする!って言うやつです。頭が良いなーって思いました。その時一ファンになりました。
中舎 重之
2015/03/10 08:18
評価を頂き有難う御座います。お礼を申し上げます。
手抜き工事とローコストについて、少しだけ記します。
当方の設計には、監理が表裏一体となります。
業者の選定には、当方が主導的役割を担います。
当方の設計図書により、最低3社による競争入札方式で、
見積書を提出して貰います。
業者の3社とは、お客様の推薦で1社、当方の推薦で1社、地元の信頼性で1社です。
見積書の比較検討は、当方の監理業務のスタートになります。
各工事の項目毎に、3社の見積金額を、横一列にして見ます。
見積には各社の顔が、正直に表れます。
顔とは、得意分野であれば、工事金額が割安で出てきます。
不得意の分野ならば、工事金額が割高になります。
当方の業者選定の基準は、工事に見合った適性価格を提示した業者を選びます。
該当する業者が出ますと、見積に不足している工事があれば、工事金額をプラスにします。
見積に過剰な数量や、金額があれば、業者と相談してマイナスの提示にさせます。
此の、プラスとマイナスの遣り取りにて、工事の適性価格が決まります。
ですから、ローコストとは言えませんが、手抜き工事には成らない手法です。
従って、安かろう悪かろうの業者は、自動的に排除されます。
但し、業者の選定における決定権は、お客様にありますので、
当方の発言は、あくまでもアドバイスの範囲なります。
ですから、当方とお客様の信頼関係こそが、
良い工事、良い建築へと導く第一歩になります。
以上です。 2015.3.10 中舎重之
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この回答の相談
ローコストでの建設に挑戦してくれる工務店さん設計士の方、もしくは以前建設した方でお勧めの業者など、アドバイス等頂けたらと思います。都内で鉄骨造の5階建てもしくは6階建て(90… [続きを読む]
yoko888さん (東京都/47歳/女性)
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