対象:ペットの医療・健康
Re:前庭疾患と、肝臓がん
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前庭疾患と末期の肝臓がんの回復の見込みについて分かる範囲で回答します。
まず、前庭疾患ですが前庭に異常を引き起こしている原因により変化します。大きく分けると脳炎・脳腫瘍など頭蓋内疾患が原因の場合と外耳炎など頭蓋外疾患が原因の場合と特発性の場合(原因がよく分からない)が考えられます。一般に外耳炎などの頭蓋外疾患が原因であれば現疾患の治療により前庭疾患の症状の改善が認められることが多いです。また、頭蓋内疾患が原因であると一般に治療は難しくなる傾向で改善するにしても時間がかかります。前庭疾患が原因で食欲の低下がおきているのであれば症状の改善により食欲、体の傾きも改善すると思われます。
末期の肝臓ガンは治療が難しく、元気食欲の低下、黄疸、腹水など認められ場合が多いです。肝臓ガンは食欲の低下の一因となっている可能性が十分に疑われますが前庭疾患を併発しているので今回の場合はっきりしません。
どちらか一方、もしくは両方が原因であっても、支持両方を続け肝臓ガンの治療と前庭疾患の治療をして経過観察をする必要があります。高齢動物のケアについてはいろいろ悩むこともあると思いますがかかりつけの先生と良く相談し、最良の治療法を選択していって下さい。
評価・お礼
しるっち さん
2013/04/19 03:25お礼が、遅くなりすいません。昨夜23時頃、家族が見守る中旅立ちました。安楽死まで考えたりもしましたが、最後まで、看てあげることができたので、自分の中には後悔はありません。うちには、もう1匹老犬がいますので、今回の事で色々と教えられたので、今後小さな異変も気付けるよう接していきたいと思います。ご丁寧にありがとうございました。
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この回答の相談
12歳の雌犬(雑種)について相談です。
3月始め頃より餌を残すようになり、散歩もヨボヨボになりだし受診したところ、末期の肝臓がんと診断されました。エコー、血液検としてもらい、血液検査では、肝臓の数値が… [続きを読む]
しるっちさん (福岡県/35歳/女性)
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