- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
お正月は、食べ過ぎた方も多いと思います。
その場合、体にエネルギーが溜め込まれている状態ですから、そのエネルギーをウォーキングやランニングで使ってあげればいいということになります。
ただ、有酸素運動だけでエネルギーを消費しようとしてもあまり脂肪は燃えてくれません。
なぜなら、体に脂肪がくっついたままの状態だからです。
脂肪をエネルギーとして燃やすには、まずは体から脂肪を切り離す作業をする必要があります。
その切り離してくれる作業は「成長ホルモン」がしてくれます。
「成長ホルモン」は若返りのホルモンのイメージが強いですが、実は脂肪を分解する能力がとても高いのです。
では寝れば「成長ホルモン」が出るから何もしなくてもいいの?
残念ながら、それは不可能です。
なぜなら、「成長ホルモン」の分泌により、体から切り離された脂肪は、血液の中をグルグルと回り出すのですが、運動をしないとまた体にくっついてしまうからです。
つまり、「成長ホルモン」を分泌させた後は、きちんと有酸素運動で脂肪をエネルギーとして使う必要があります。
では、日中に「成長ホルモン」を出すにはどうすれば良いのでしょうか?
ずばり、「筋力トレーニング」です。
「成長ホルモン」は、体内の疲労物質である乳酸にとてもよく反応してくれます。
スクワットを10回×3セット、太極拳並みのスピードでゆっくり行ってみましょう。
(セット間の休憩は30秒~1分)
これだけでも「成長ホルモン」は出せます。
ちなみに、有酸素運動では、ほとんど「成長ホルモン」は分泌されませんのでご注意ください。
脂肪を減らすには、
①筋力トレーニングで成長ホルモンを分泌(脂肪の分解)
↓
②有酸素運動で血液中の脂肪を回収(脂肪の燃焼)
というように、「①分解⇒②燃焼」でパックということになります。
毎朝、ウォーキングしても体重がなかなか減らないのは、大抵の場合、①の「脂肪の分解」という作業が省かれているからだと思われます。
注意点ですが、②の「燃焼」は、ウォ-キングか、軽いランニングにしましょう。
なぜなら、運動強度が高すぎると、脂肪ではなく、糖質がエネルギーとして使われてしまうからです。
頑張って痩せようと息を切らしながらウォーキングをしていませんか?
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町 【無敗脳ヨガ道場】 辻でした。
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