- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
from 新宿カフェ:別所諒
「日本を元気に!」的な話にはうんざりしている。というのは、「日本は元気がないのか?」と思っているからでもある。
特に、「日本を元気に○○塾」系で誰かを教育したい人たちには全く共感ができない。その手の仕事には協力しない。教育をうたって高額な受講費を取る集団は個人的には虚業だとすら思っている。そんな話をすると、自分のことだけを考えている非国民のような扱いをされるが、僕は日本が好きだ。日本人に生まれてよかったし、何度生まれ変わっても日本人でいたい。
電車の中でも、スーパーでも、道を歩くだけでも日本人は他人に配慮する位置取りをする。こんな国民性は他にあるのだろうか?
この前中国系の社長と話をすることがあった。彼は日本生まれだけど、中国籍にもなれるし、奥さんが韓国系なので韓国籍を取得することもできる。
彼が選択したのは、日本国籍だったので理由を聞いてみると、「日本ほど底力のある国はない。」ということだった。経済成長率を見るともっといい国もあるし、シンガポールは国策が洗練されている。それでも「今は苦しいかもしれません。しかし、長い目で見たら日本ほど強い国はありませんよ。」という彼の話に涙が出そうになった。
もちろん、人口減と少子化問題はかつて直面したことのない危機かもしれない。
ただ、考えてみれば僕は今年43歳になるが、20代の頃に想像していた43歳とはずいぶんと違う。精神的レベルが低いという話もあるが、その分体は動く。独立しているので定年はないが、60歳なら余裕で働ける気がする。
実際、60歳くらいの方でも美しい女性は多いし、経営者はいつまでも仕事をしている。
与えられる仕事は60歳でなくなるかもしれないが、仕事を作ればいつまでも仕事ができる。ので、年金うんぬんの話を心配する必要もない。
このあたりが、僕がフリーランスで働くことをすすめている理由でもある。サラリーマンが悪いというわけではなく、会社組織はフリーランスの集まりでいいのではないかと思うので、そのような会社を設立しようとしている。
既得権を守ろうとすれば成果報酬制は仕組みづくりが難しい。しかし、もともとフリーランスのマインドを持った人の集団ならどうか。ぶら下がることができない会社というのは、経営者の勝手な発想だろうか?
日本に大小合わせると事業家は300万人いると言われる。愚痴を言うこともあるだろうが、彼らの多くは、誰かに頼らずに歯を食いしばっているのを僕は知っている。
人を元気にするのではなく、見た人が元気になるような自分でいればいいのではないか。
何かを批判するのが上手で声がでかい人にアジテートされている場合ではない。
まずは自分ということで、「僕は元気」=「日本も元気」と考えるのは、単純すぎるのだろうか??
本日も、ありがとうございます。
このコラムに類似したコラム
【9/5書評】アジア実力派企業のカリスマ創業者 (中公新書ラクレ) 竹内 慎也 - 営業コンサルタント(2012/09/05 12:00)
【5/17書評】親日指数世界一の国! インドネシアが選ばれるのに… 竹内 慎也 - 営業コンサルタント(2012/05/17 12:00)
営業のマインドを高めたいなら… 竹内 慎也 - 営業コンサルタント(2013/07/26 07:45)
電子出版いたしました 竹内 慎也 - 営業コンサルタント(2013/07/22 21:00)
中谷彰宏の名言(言い訳) 竹内 慎也 - 営業コンサルタント(2013/04/08 07:49)