デザインって何？

それはデザインとは言わない？・・６

「デザイン」って言葉の意味をウィキペディアで調べてみました。

デザインとは日本語では「設計」にもあたり、「形態」や「意匠」と訳されてきたが、それだけに限らず、人間の行為（その多くは目的を持つ）をより良いかたちで適えるための「計画」も意味する。人間が作り出すものは特定の目的を持ち、それに適うようデザイナー（設計者）の手によって計画されるのである。デザインの対象は、衣服、印刷物、工業製品、建築などにとどまらず、都市や人生計画にもおよぶ。物や環境を人が自然な動きや状態で使えるように設計する工学、あるいは、人の物理的な形状や動作、生理的な反応や変化、心理的な感情の変化などを研究して、実際のデザインに活かす学問という意味において、人間工学と共通している。考慮すべき要因には、機能性、実現性、経済性、社会情勢など、目的を実現することに関わる全てが含まれる。（ウィキペディアより引用）

と、ありました。

ようするに・・

「デザイン」するという行為というのは、ただ「意匠」するだけのことではありません。

もちろん、そういう意味での「デザイン」もあるのでしょうが・・

こと建築や工業製品などにおいては絶対に違います。

建築における「デザイン」とは？

使えるように「設計」することで・・

より良いかたちに「計画」することで・・

そういう使うための「形態」を造ること。

要求される、あるいは必要な機能や要望や大きなどを網羅した形態を

様々な制限の中で・・

様々な条件を網羅して・・

様々な機能を持つ形態として・・

それを意匠し設計すること。

それが建築の「デザイン」です。

その上で格好良ければさらに良し！

が、それはあくまでも　その上で　でしかないのです。

絶対に・・

が、そんなたくさんの条件や制限を網羅したその上で格好良くすることは難しい！

だからこそ「デザイナー」は「デザイナー」と呼ばれ・・

その中の建築に携わる者は「アーキテクト」と呼ばれます。

制限や条件をなしにしてしまえば、お絵かきを立体で造るのと同じことになってしまう。

子供が粘土細工を作っているのと全く同じ・・

粘土細工でも、ちゃんとそこに立ってます。

制限や条件を自分でどんどん小さくしてしまえば、「デザイン」するのはどんどん安易になっていく。

でも・・

それでは駄目なのです。

う～む。

何だか難しい話になっちゃったな・・

Atelier繁建築設計事務所ＨＰ

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