- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
いったん事業をたたんでサラリーマンになる友人と食事をした。
サラリーマンしか経験のない人は、失敗したと感じるかもしれない。起業家としての経験しかない人も同じように感じるかもしれない。
特に業績が悪かったわけでもなく、サラリーマンの経験のない彼が、色んな要素があった中、よく決断をしたなと僕はうれしかった。
起業家とかサラリーマンとか立場の違いよりも、どう仕事をするかの方が大切だからだ。
立場は、その人のアイデンティティを形成するので、重要と言えば重要だ。しかし、過剰にこだわると核を見失う。
サラリーマンであることを好まない起業家は、スタッフをコストと考えがちだし、仕事に不満を持ちながらも給料を受け取っているサラリーマンも戦力になっているとは言い難い。
本当にやりたい仕事ではないと思いながらやる仕事は、おそらくレベルも高くない。儲かるからという理由で本業とは関係のない投機(投資とは呼ばない)に手を出して失敗したバブル経営者と同じ道を歩もうとしている経営者も多い。
自分の仕事を通してどう役に立てるのか?
好きとか嫌いとか幼稚な話で、やる気を上げたり下げたりしている場合ではない。
人から見た立場ではなく、その瞬間の自分はどの立場で仕事をすれば能力が発揮できるのか。
考えるのはそれだけだと思う。
起業家として自立した経験を持ち、採用してくれた会社のために頑張りたいと話す彼を、採用した社長はどれだけ心強く思うだろうか。
会社に十分な利益を提供した後に、もう一度独立するという選択肢もある。
技術志向の強い人間は営業が苦手な傾向にある。しかし、起業を成功させるためには営業力が必須の能力だ。その営業を加速させるツールは実績。
サラリーマンになることで、営業から解放されて、彼の技術を発揮できる土壌ができれば実績を出すこともできる。実績があれば営業にかかる負荷は極端に下がる。
立場よりも仕事への向き合い方。真摯に仕事をすれば道は開かれると信じているから、確信を持って言える。
がんばれ!
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