今までは、自社の経営内容がよければ銀行借入に困る
ことはありませんでした。
しかし、これからは違います。
銀行も倒産する時代だからです。
倒産しなくても、融資先の貸倒が増えて自己資本比率
が低下すれば貸し渋りにあうかもしれません。
金融危機の時に私は『神に祈る気持ち』になったことが
あります。
私の顧問先の会社の取引銀行が、週刊誌等で「あぶな
い銀行」のリストに載っていたからです。
もし、その銀行が倒産した場合、手形割引等に影響が出
て資金繰りに影響が出るのが確実でした。
その時は、いつも気にしていて、金融ビジネス等の専門誌、
週刊誌から日刊ゲンダイ等まで関係する記事はもれなくチ
ェックし情報収集しました。
そして、社長には「悪い噂が出ているけれど大丈夫です」と
よく話したものです。
こちらの業績がよければ、すぐに次の銀行を探すのですが
業績が悪い場合は、簡単にはいきません。
業績が良いときから付き合いがあり、一時的に業績が悪く
なったのなら面倒を見てもらえますが、そうでない場合は難
しいのです。
このように、借入戦略というのは業績の良い時に将来のこと
も考えて、進めるものだと思います。
そして、取引銀行の業績、資金量等も考えるのは言うまでも
ありません。
銀行に余力がないと充分な資金の借入が出来ないのですか
ら当然です。
税理士森大志は、そのような時に顧問先の社長と一緒に考
える税理士でありたいと思っています。
「がんばれ社長」応援いたします。
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