「音楽という魔法」(音楽之友社:刊行より)
秩序ある時代の音楽は穏やかで、溌剌としている。
そして、その国もまたそうである。
不安定な時代の音楽は激しく、荒々しい。
そして、その国もまた歪んでいる。
~中国の古典より~
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中国との外交問題が日々報じられている。
日本人としては、なんともやるせない気持ちになる。
文化大国として尊敬をしてきた中国には、似つかわしくない言動に思える。
中国からこの国はたくさんの事を学んできた。
次に示す孔子の言葉に、僕たち音楽家はその存在意義を与えられ生きてきた。
「仁徳は文化の柱 音楽はその柱に咲く花」
つまり、人を思いやる心が音楽の命なのです。
内憂外患の現我が国において、音楽はどのような立場にあるのだろうか。
音楽家は今こそ、音楽の本質について学ばなければならない。
学びの中から「音楽」の道を再度模索しなければならない。
エンターテインメントに終始して、瞬時の快楽にのみ音楽を活用する時代には
もう決別をする機運を生み出さねばならない。
さらには、音楽家の資質として、「こころの開き方」を学ぶ方法も確立してゆかなければ。
誰に向かって、今の自分がこころをひらこうとしているのかを考える時期だ。
音楽から社会を変えてゆく。
こんな力が音楽にはきっとあるはずだから。
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