- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
日曜日の夜というのは、明日からがんばれというエールを送っているのか仕事への誇りを思い出させてくれる番組が多い。フジテレビの「矛盾」では、会社の技術の結集を競い合い、テレビ朝日の「ビフォー・アフター」は建築家の知恵が家族の問題を解決し幸せを届ける。
他にも、工場の製造工程を取材したりと、土日は働く人を取り上げる番組が多い。
経済的な話をすれば、企業にとってはCMよりも安上がりで効果は高いし、テレビ局は製作費をもらえるのでWin-Winの関係になる。
僕は広告の制作を生業にしているからこそ思うのだが、「本当のこと」にはかなわない。
そんな意味で、虚構の演出をする「広告」という業態は成り立たないし、まして「代理店」というのは存在感を失うと思っているので、ずいぶんと前から「そこにいる人々」を表現することにシフトしている。
渾身の努力なくして、表現だけでお客さんを引きつけることは不可能だ。だから、本物であるかどうかをしつこく聞く。本物とは、本気の人からしか生まれない。
広告制作者がなんでコンサルタントをやっているのかと不思議に思われることがあるが、広告を作成する前の工程が大切になるからだ。
結果、自分が広告を作るだけでなく、そこにいる人に自分の思いを書いてもらう、語ってもらうことが仕事になりつつある。
ネット社会では、大きな資金を必要としなくても、路地裏の偉人が称えられる。
広告制作者の仕事とは、演出ではなく、そこにいる人々の誇りを見つけ出すことだと思う。
だから、僕は「一隅を照らす」人間でありたいと思う。
誇りある人間の仕事は、それがどんなに小さなことでも必ず人を幸せにする。
そこだけは信じていたい。
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