- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
先日完成した私の名刺には、
「店長の可能性を引き出し、仕事が最高に楽しいと思える人材を育成します。」
と書いてあります。
確かに、苦しそうに仕事をしている「店長」がいます。
「楽しそう」ではないのです。
何故なんだろうか?その店長に聴いてみました。
「何をしたらいいのか解らない・・・」
と言う返事。
私は、これは「解らない・・・」というよりは、「何も知らない」と言うことに置き換えられると思うのです。
「知らない」
「聞くのが怖い」
「だから思い込みたい」
「で、勝手な行動を取る」
「うまく行くはずがない」
「次第に孤立し孤独に・・・」
こういう負のサイクルがあるんだと思います。
何を知らないのでしょうか?
「店がここにある理由」
「お客様が店に来る理由」
「お客様が店に来ない理由」
「スタッフがこの店で働く理由」
「そして、自分自身がこの店で働く理由」
何も知らないのです。
こういう店長の意識を先に変えるのは難しいのです。
ですから、行動を先に行って、その結果、その実感で、気持ちの変化を起こすのです。
その為に、「来られているお客様に」「まだ来られていないお客様に」「働くスタッフに」「そして自分自身に」聴くのです。
聴かずに一方的に、自分の思い込みで相手に伝えるので、行き違いが起きます。
ほんの小さなギャップなのに、大きなギャップのように感じてケンカになります。
聴くのが苦手な人は、伝えるのも苦手です。
こういう人はケンカ腰で伝えます。
ケンカ腰で伝えると、うまく伝わりません。
負のサイクルの始まりです。
解決方法は、ただひとつ。
「まずは聴く」です。
「相手の可能性を引き出す」
これには、まず聴くことが必要です。
聞くのではなく聴く。
耳と目で心の声を聴くのです。
最初は難しい。
でも、続けて行けば出来るようになります。
「聴く」という行動を始めて見ると、そこから「気持ち」に変化が起き始めます。
そこから「楽しい」までは、そんなに距離は遠くありません。
今日も、色んな人の声を「聴いて」きます。
聴くことで、自分も成長出来るのですからね。
このコラムに類似したコラム
新人店長は「辞めても良いようなスタッフ」を採用してはいけない 松下 雅憲 - 店長育成・販売促進ナビゲーター(2013/12/31 06:45)
新人店長は「今日は昨日と同じ」ではいけない~変化発見ゲーム! 松下 雅憲 - 店長育成・販売促進ナビゲーター(2013/12/20 07:35)
やっている姿を感謝で見守って・・・これも忘れてはなりません 松下 雅憲 - 店長育成・販売促進ナビゲーター(2013/07/11 06:04)
部下に眠る「相手軸視点」を引き出そう 松下 雅憲 - 店長育成・販売促進ナビゲーター(2012/09/22 06:09)
解らないから相手の立場に立つ 松下 雅憲 - 店長育成・販売促進ナビゲーター(2012/09/10 07:16)