新東商カラコ2級～14～

ルネサンス＆バロック＆ロココ…3つまとめていっちゃいましょう！

ルネサンスは青に注目です。
絵画で聖母マリアの着衣に多く用いられたこと、インド航路の発見により
インディゴが大量にもたらされたこと…

聖母マリア以外でも、ティツィアーノの絵画には鮮やかな三原色が
使われており、当然、青も効果的に用いられています。
｢ウルトラマリン｣｢マドンナ・ブルー｣｢ジョット・ブルー｣の名称も覚えて
おきましょう。

バロック絵画は｢光｣がキーワードになります。
ダ・ヴィンチやカラヴァッジオは明暗を主としたキアロスクーロという
技法を用いました。
ヨーロッパでの色彩史は、どうしても宗教がからんできます。
16世紀後半の宗教革命は、衣服の色に影響をおよぼしています。

赤・緑→不道徳
黒・杯・茶→製品・潔白

黒が流行った(というか、もてはやされた？)のは、メキシコで発見された
ログウッドの存在が大きかったと言えます。ログウッドにより深みのある
鮮明な黒が染色できるようになったからです。
世間に黒があふれるようになると、今度は逆に白に注目が移っていきます。
その結果、白磁器の研究、生産へとつながっていきます。

ロココの色彩で忘れてはいけないのがピンクです。
18世紀フランスの流行色は白でした。サロン社会の中心人物であった
ポンパドール侯爵夫人は、王立セーブル製陶所の発展に尽力しました。
その功績に対し、化学者エローが開発したピンクがポンパドールピンクです。
そして、ここからピンクが流行色となっていきます。

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