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さて、残すところあとわずか。
一応、ひととおりの学習がすんだら、今度は問題を出していこうかと思っています。
色彩検定のときと同じような感じ。色彩検定のカテゴリに過去の記事が出ていますので、
参考にしてみてください。
では、始めます。今回は日本の色彩文化です。
ここは、やはり各時代の特徴ごとにまとめておくのがベストでしょう。
こまかいまとめに入る前に、各時代の色彩の特徴だけを抜粋してみてください。
それだけでも時代の特徴を掴めるはずです。
神話と古墳時代:白、黒、赤。未開社会の色セットとして世界共通
飛鳥・奈良時代:素材の色と絵の具の色は同等。染色技術の進歩。
赤・橙・黄色系の染め色が主流。緑色系は化学染料が出てくるまで、藍と刈安(黄蘗)の
重ね初めで作られていた。
平安時代:赤色を中心に染色の色が多様化。色名の増加。
自然との融合感覚性による配色(「襲」「匂い」「薄様」)
鎌倉時代:甲冑の色模様を表す色名に関しては平安時代からの呼び名が踏襲されていた。
重い感じの色が愛好された(濃い藍色、濃い紅色、海松色、檜皮色)
室町時代:一般の世間からはみ出した者をしるしづけた柿色。
桃山時代:染色法として辻が花(絞り染めの一種)が出現。小袖に施された。
時代を象徴する色として金色。
江戸時代:この時代に開発された多数の色名はほとんどそのまま現在でも使われている。
暖色系が好まれていた。幕末期には染色見本長が広く出回った。
茶色には歌舞伎役者の名前にちなんだ色名が、鼠色では利休の名前が使われていた。
明治・大正時代:輸入染料による派手な色調への変化→新しい色名の登場。
大呉服店が流行色を狙って名をつけた「肉色」。輸入染料使用による明るい「新橋色」「草色」「琥珀色」
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