東商カラコ3級～13～

今回は｢色の対比と同化｣です。

背景色とテスト色とを同時に見る同時対比（空間的対比）と、背景色を先に見せ、
次にそれを取り除いてからテスト色を見る継時対比(時間的対比)とがあります。

キルシュマンの法則は覚えておいてくださいね。
1.テスト色に対し背景色が大きいほど、対比は大きい
2.背景色とテスト色が離れるほど、対比は生じにくくなる
3.明るさの差が最小のとき、有彩色の対比は最大になる
4.有彩色のもつ明るさが一定なら、色がさえるほど対比は大きくなる

対比も明度対比、色相対比、彩度対比があり、それぞれがどのように見える対比なのか
理解しておかないとなりません。
試験のときは、対比の中身もそうですが、図が出てきたときに｢これは○○対比の図だ｣
ということが分からなくてはなりません。
公式テキストP126～128はよく見ておいてください。

明度対比：テスト色の灰色が、明るい背景の場合には暗く、暗い背景の場合には明るく見える。

色相対比：同じテスト色の明るい灰色の場合、背景の色相が変わると見えが変わり、
かすかに背景色の補色に近い色相が見える。色空間では背景の色から逆の方向になる。
テスト色に灰色を使用した色相対比を、特に色陰現象という。

彩度対比：彩度の高い背景色ではテスト色の彩度が下がり、彩度の低い背景色ではテスト色の
彩度が上がって見える。

対比の反対に同化があります。
同化とは、ある色が他の色に囲まれているとき、囲まれた色がその周りの色に近づいて見える
現象のことです。これも、P129に図が出ていますのでよく見ておいてください。

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