【最強ビジネスモデル】決断の意味。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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【最強ビジネスモデル】決断の意味。

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 【最強ビジネスモデル】  2012.08.14 No.0438
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色々な方とビジネスミーティングを重ねて
ビジョンやパッションという言葉の意味が
通じない人がたまにいるという事に気付いた。

例えば、
「それは何のためにやるのですか」
と質問すると、
「この街にまだ、そのサービスがないから」
「うまくいくアイデアだと思うから」

このように答えるほとんどの方が
アイデアマンで、いろんなアイデアを相談して来る。

「それは、なぜ他の人ではなく
 あなたがやるのですか」

上の質問と同様、真の意味が伝わらず
「リソースを持っているから」
「条件が整っているから」などと答える。

 誰かに認められたい、というパッションの場合、
 耳障りのいい事を
 本人は本気と思って語ることもしばしばある。

このような掘り下げる質問を
切り口を変え、根気強くコミュニケーションを取り
どうしても真のビジョンやパッションが見えない場合
私はビジネスを組む事は決してない。

 (もちろんプライベートな関係は
  長~く気持ちよく続ける。)

そういう視点は、
目的が非常に近視眼的な位置にある。
そして、そのほとんどの方は
「ビジネスは人を幸せにする事」という
マインドはしっかり持ち合わせている。
素晴らしく「いい人」が多い。

人間としては愛すべき人物なのだが
ビジネスを一緒には出来ない。

なぜなら、
「うまく行きそう」「儲かりそう」
という目的でアイデアを出すのと
「パッション」「ビジョン」が明確で
その目的のためにアイデアを出すのでは
全く質が変わるし、
「うまくいっている」という基準も
雲泥の差があるからなのだ。

何よりも「決断の質」がまったく異なる。
以前、このメルマガでも「決断の質」について
取り上げた事があるが。

パッション・ビジョンが明確な人の決断は
いつも「在り方」が変わらないので
表面的な決断の仕方がコロコロと変わったとしても
たとえば「すべての責任は自分が負う」という在り方で
目の前で起こる事を判断している、などというふうに、
その「軸」は少しもブレない。

しかし、近視眼的な目的の人は
決断がコロコロ変わるという現象は同じでも
その決断の仕方を決める「軸」も変わる。
「うまくいかないから」
「あっちのほうが良さそうだから」
という具合に。

表面的には同じ行動に映るため
近視眼的な方に、その事を伝えるのは非常に難しい。

パッションとビジョンを持つ人にとっては
至極当たり前のことなのだが
近視眼的な目的でビジネスをする方には
全く真の意味が通じないので苦労する。

それで、多くの対話から私が気付いたのは
決断の意味。

数多くの選択肢の中からひとつ選ぶにしろ
どっちかを選ぶ場合にしろ
「どんな軸を持っているか」に大きな意味がある、
ということ。

「在り方」「軸」がブレていない人とだけ
ビジネスを展開していこうと私は決めている。

それは深く対話をすれば、大抵見える。
そして、それは、
国内だろうが国外だろうが、
何語だろうが、全く変わらない。

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■今日のまとめ

・数多くの選択肢の中からひとつ選ぶにしろ
 どっちかを選ぶ場合にしろ
 「どんな軸を持っているか」に大きな意味がある。

・「在り方」「軸」がブレていない人とだけ
 ビジネスを展開していこうと私は決めている。
 それは深く対話をすれば、大抵見える。

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