- 谷口 憲子
- 株式会社カラットクラブ 修復・離婚カウンセラー 離婚相談救急隊・サロン長
- 離婚アドバイザー
対象:夫婦問題
- 佐藤 千恵
- (離婚アドバイザー)
- 阿妻 靖史
- (パーソナルコーチ)
【相談実例】我慢が足りないと反省した妻に離婚を突きつける夫
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こんにちは! 修復・離婚カウンセラーの谷口です。
今回は実際に相談をお受けした、「我慢が足りないのを反省した妻…でも夫は離婚を決断」について、相談でお答えしました実例をお話しします。
■相談者 30代前半の女性
結婚2年、一歳になる子供がいます。夫は思いやりがなく、子供より自分を優先しろと言い、半年前から別居中です。夫は調停員と喧嘩腰になり、婚姻費用を毎月払って貰う事で調停は終わってしまいました。冷静に考え、私に我慢が足りなかったと今は反省しています。
しかし夫には「もう愛情は無いので、離婚してすっきりしたい」と言われました。これからは妻として母として嫁として努力していきたいからやり直したいと訴えましたが、夫の中で答えは出たからと聞く耳を持ってくれません。私は離婚したくありません! どうしたら夫は考え直してくれますか? 一方的にでも夫のもとへ帰るべきでしょうか?
■カウンセラー谷口からの回答
別居し、離婚調停までしたけれど、我慢が足りなかったと反省しているのですね。そのように思えるようになったのは本当に良かったと思います。1歳のお子さんより自分を優先しろという夫は、思いやりがないのではなく、その言い方や伝え方が下手なだけなのです。
実は、多くの夫はお子さんは可愛いけれど、いつも「自分と子供とどっちが大切なんだ?」という思いを持っているものです。仕事から帰ってきて、「ご苦労さま。いつもありがとう、疲れたでしょ?」と労ってもらいたくても妻は子供にかかりきりで「ちょっと待ってね」ということが多いですね。夫にしてみれば、子供が生まれたとたんに妻がガラリと変わって、子供の母でしかなくなってしまったという思いがあるのです。
そんなことから、自分の居場所がないなどと言い出して、不貞をする場合もあります。「大人なんだから自分のことは自分でできるでしょう」などと思わずに、誰より優先してお世話をしてあげると顔にも出さずとも、とても喜んでくれるものです。ご相談者様の夫も、そんな方なのだと思います。
ですから、自分の気持ちをわかってもらえず出ていっていまさら調停を申し立てて謝っても、夫としては振り上げたこぶしを下げることはなかなかできないのでしょう。まずは、義両親にこれまでのことを誠心誠意謝罪し、夫を愛し、大切にしていくことを話し協力者になってもらいましょう。
そして夫のところへお子さんと共に帰られたら良いでしょう。夫ははじめの頃は、無愛想でいまさら何しに帰ってきたと取り付くしまもないかもしれませんが、日々の生活で夫に感謝して、優先し大切にしていくことで、夫の気持ちもほぐれ、良い夫婦になっていけることでしょう。お子さんが泣いていてもかまわず夫を優先していればいつか「おい、子供が泣いているじゃないか、早く見てあげろ」などと言ってくれるようになるかも知れませんね。そして、お子さんのことももっと可愛がってくれることでしょう。
少し時間はかかるかもしれませんが、あきらめないで頑張ってくださいね。応援しています!
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