「重度のマザコン夫」被害者は誰なのか？

結婚する前に「マザコン」と分れば、結婚しなかったのに・・・

そんな声を何度となく聞いてきた。

よ～く注意して見ていれば「この人マザコン！？」と分るかも知れないが

ほとんどの人は、それらしい言動を発見しても、つい「見て見ぬふり」をしてしまう。

これから結婚しようとしている彼を「マザコン」であると認めたくない気持ちも解る。

「マザコン決定～！」

マザコンを確信したのにも関わらず

「結婚すれば、きっと彼も変わるはず！」・・・と

何の根拠もない、都合のいい理由だけを考え、自分を納得させる。

いえいえ、結婚しても、ほとんどのマザコンは変わりませんから！

そう・・・マザコンの度合いにも依るが、基本マザコンはマザコンのままなのだ。

妻が気にするほどでもない「軽度のマザコン」ならokとしよう・・・

男性のほとんどは「軽度のマザコン」の気があるからだ。

しかし、「重度のマザコン」の場合は要注意！

「結婚した意味があるのか？」と悩まされ

「私は、貴方の何なの？」と苦しむ日々

彼の優先順位は、妻でも子供でもなく

いつでも、これからも・・・どんな時でも「お母さん」なのだ！

【重度のマザコン夫の言動】

①　週に２～３日以上実家に帰る。もしくは電話をする。

②　妻が作った料理より、母親の料理を食べたがる。

③　何かにつけて「うちの母親の場合は～だ」と言う。

④　夫婦間の問題も、母親の意見を聞かないと決められない。

⑤　夫婦だけの秘密の話も、母親に話してしまう。

⑥　旅行、外食、買い物などに母親がほとんど一緒についてくる。

⑦　自宅の合いカギを母親に渡している。

⑧　下着や洋服は母親に選んでもらい、買ってもらう。

⑨　妻の実家に行くことを極端に嫌う。

⑩　妻の気持ちより、母親の気持ちを優先する。

間違った愛情を与え続けると、立派なマザコンが出来上がる。

２０～３０年かけて、じっくり育てられた「マザコン夫」を今後変えることは難しい。

酷いことを言うようだが・・・

母親が亡くなるまでの我慢と思い、気持ちを切り替えて生活するか？

夫と母親は、いないものと考え、自分のペースを守って生活するか？

一生掛けてでも夫を「マザコン夫」から脱出させるべく頑張ってみるか？

とりあえず、別居してみるか？

将来的な離婚を視野に入れ、準備に入るか？

しかし、単純にマザコン夫だけを責めることは出来ないのかも知れない。

マザコン夫の背景には

間違った愛情の注ぎ方しか出来なかった母親の存在

そして、子育てに関心を示さなかった父親の存在が見え隠れする。

家庭を顧みず仕事一筋

家庭を顧みず浮気三昧

そんな夫を持った妻の関心は、「子供」に集中しやすい。

妻は、子供に愛情を注ぐことだけが生きがいになる。

間違った愛情をかけていても

それを指摘し

協力してくれる夫はいない。

結果、「マザコン」が出来上がる。

ある意味・・・

マザコン夫を育てた　その母親も「可愛そうな人」なのかも知れない・・・