サーカスの象 - 住宅・不動産トラブル全般 - 専門家プロファイル

木原 洋一
株式会社ライビックス住販 代表取締役社長
不動産コンサルタント

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対象:住宅・不動産トラブル

木原 洋一
木原 洋一
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閲覧数順 2016年12月09日更新

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住宅ローン破産で思い出すのは

「サーカスの象」のお話です。

ご存じの方も多いと思いますが、

サーカス小屋の裏側に回れば
何トンもある大きな象が一本の小さな杭と
細い鎖でつながれて出番を待っています。
あんな小さな杭は象の力をもってすれば
簡単に引き抜けるはずです。
引き抜けないまでも細い鎖は大人の象なら
いとも簡単に引きちぎることが出来るはずです。


サーカスの象は小象の頃、
サーカス団に連れてこられて芸を仕込まれるのです。
その時の杭と鎖は大人の象になっても同じものです。
連れてこられた小象の当初は
何度も鎖を引きちぎろうとしますが、
小僧の力ではびくともしないのです。
結果、大きくなってからも
「この鎖からは逃れられない」

「思い込んでしまう」
のだそうです。
大人の象にとってはいとも簡単に杭も抜けるし、
鎖だって引きちぎれるのにもかかわらず、


「この鎖からは逃れられない」

と固定観念に縛られ、
逃れようとする行為を
自ら封じてしまうのだそうです。


住宅ローン破産で感じるのは、
この小象のように
「逃げられない、解決できない」

「思い込んでしまう」
ということです。
また、
「住宅ローン破産=自己破産だ」
と思い込んでいる方も多いものです。


これは日本人の金銭に関する教育や、
世の中の道徳心による風潮により
つくり上げられた結果だと思います。


この考え方は決して間違いではありませんが、
ともするといくつもある問題解決の選択肢を
限定してしまい
「サーカスの象」
状態にしてしまっている可能性があります。
すでに10年以上も前にサービサー法が施行され、
競売法も改正され、
ごく最近ではグレーゾーン金利による過払い請求など、
金融の世界も借金に関する法整備は年々進んでいます。


日本人の美徳である真面目な道徳心により、
「借りたものは必ず返さなければならない・・・」
「死んで詫びるしかない・・・」
「自己破産しかない・・・」
限定された
「杭」や「鎖」
に縛られてしまっている方が多いのです。


では、
この「杭」や「鎖」
から逃れるにはどうすればいでしょうか。

「すいません。失業してしまいました」
「今は就職活動中で収入がありません」
「仕事が決まったら少しづつ返していきますので」
「それまで待ってください」
「その代わりに、止む無く自宅を任意売却して」
「その売却代金を全額返済に回します」
「そして、残った債務は少しづつ返済します」


これは債権者に対する債務者の精一杯の誠意なのです。
「自己破産したから、借金は棒引きということで、よろしく」
というよりはましではないでしょうか。


わたしは自分自身も自宅は競売になった
という経験をしています。
住宅ローン破産した方の気持ちは痛いほどわかります。
今はそのような経験を乗り越えて来て言えることは、


「解決しない問題はない」


ということです。
わたしも借金地獄の真っ只中にいたときは、
死をも覚悟しました。
「サーカスの象」
状態に陥っていたのです。
しかし、振り返って思うには、
今となっては当時悩んだことが
馬鹿らしく思えるほどです。


住宅ローン破産は大変な状況でしょうが、
決して解決しないことはありません。
今は大変だと感じていても
専門家のアドバイスと導きによって必ず解決します。


いまだかつて、人が引き起こした問題で、
人に解決できない問題はないのですから。








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