テレビや雑誌で話題のライフネット生命の安さを検証してみました。
みなさま、ライフネット生命は、ご存じでしょうか?
インターネットを通じてのみ申し込みできる生命保険の会社で、既存の生命保険会社であれば、必ずあるはずの全国主要都市の営業所もありませんし、営業に携る社員もいません。
大幅に経費を削減する事で、保険料を他の会社の半分にする事を売りにして、伸びている会社です。
カンブリア宮殿で、特集を組まれたり、保険の選び方の雑誌などでも、安さと分かりやすさを売りにしたライフネット生命は、掛け捨て保険の中で、かなり高い評価を受けているようです。
しかし、その一方で、カンブリア宮殿では、ライフネット生命のCMが流れている事から、この週の番組のスポンサーである事もうかがえます。
本当のところは、どうなんでしょう?
今回は、オリックス生命と比較してみました。
1.医療保険
30歳男性、入院日額5000円、一入院60日、終身払い、手術給付金一律10万円の場合
ライフネット生命 2326円
オリックス生命 1750円
なんと、576円もオリックス生命の方が安くなってしまいました。
しかも、オリックス生命CUREは、七大生活習慣病による入院は、120日までの入院が保障されていますが、ライフネット生命は、60日が限度です。
さらに、オリックス生命は高度先進医療特約がついていますので、ガンの陽子線治療といった健康保険の効かない数百万円の自己負担を求められる手術をした場合は、1000万円までは、保障があるので、自己負担は、ゼロになります。
また、ライフネット生命は、保険料の払い方も、終身払いしか選べません。60歳払込満了の方が、月々は少し高くなりますが、平均寿命まで生きた場合の保険料総額は、数十万円安くなります。
ただし、ライフネット生命は、安さを売りにするだけあって、さらに保険料を安くする方法がありました。
手術給付金10万円をなしにすると、保険料が安くなります。
オリックス生命 1750円
ライフネット生命 1661円
手術給付金をなしにすると、一気に安くなります。
確かに、業界最安値ですが、89円高いオリックス生命CUREを選ぶと、七大生活習慣病の入院は、120日に伸びたり、高度先進医療特約がついたりします。手術給付金も、10万円出ます。
2.死亡保険
30歳男性、死亡保険金1500万円、保険期間10年
ライフネット生命 1867円
オリックス生命Bridge 1852円
なんと、オリックス生命のほうが安くなってしまいました。
死亡保険は、ライフネット生命が安い事は事実ですが、業界最安値というわけではありません。
ライフネット生命も、オリックス生命も、ホームページで、保険料の試算ができますので、興味のある方は、ぜひご検証してみて下さい。
保険の選び方は、これまでのコラムにもまとめてありますので、よければ、ご参考にして下さい。
保険選びは、専門家に相談する事をお勧めします。
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