ファイナンシャルプランナーが天職!BYSプランニングの釜口です。
今回のコラムは保険見直しサイトを利用する時の注意点をまとめてみました。
このコラムの読者の方も、保険見直しサイトを利用されている方もいらっしゃるでしょう。
一昔前までは、生命保険は会社に顔を出している、または知り合いの募集人から加入するものという風潮があったかと思います。
ところが、これだけインターネットで様々な情報が手に入る時代。
もっとドラステックに保険商品を比較して、一番安い保険を選びたいと各個人が思うのは、自然の流れだと思います。
また、そうすることが保険選択としては正解です!
しかし、保険見直しサイトの利用にあたって、注意しなければいけないことが3点あります。
1.中立な立場ではなく、保険会社がバックについている場合
結局は自分の会社の保険を売るために、中立な立場で保険診断と提案をしていると見せかけているサイトがあります。
2.ファイナンシャルプランナーとは名ばかりの保険募集人が派遣される場合
ファイナンシャルプランナー(=FP)という定義は、ものすごくあいまいです。
FP協会認定のAFPとCFP。
国家資格の1級~3級のファイナンシャル・プランニング技能士。
以上の試験に合格している方がFPと名乗るのはまだ理解ができます。
ところが、上記資格を有していないにも関わらず、FPと名乗っている方々も存在します。それは保険会社内FPといわれるものです。
保険会社に勤務している人間は、段階的に試験があります。一番難しい大学課程という試験があり、それに合格すると、保険会社内ではFPと名乗れるのです。
たしかに保険関係のことだけではなく、年金や相続、金融商品などについての問題もありますので、相対的なFP知識の勉強もしなければ、大学課程の試験に合格できません。
そうはいっても、純然たるFPでないことは確かです。
ところが、保険会社内FPが公然とFPと名乗ってお客様と話しをしている場合もあるのです。
3.保険見直しサイトから派遣されるFPが、本当にあなたのことを考えたプランニングをするかどうかは?
ほとんどの保険見直しサイトは、募集人か、募集人が所属している代理店からなにかしらのお金を徴収しています。
つまり、保険見直しサイトからの紹介案件の契約を決めないと、また手数料が高い保険商品の契約を決めないと、募集人や代理店は持ち出しだけになってしまい、損が上積みされるだけという状況になってしまいます。
紹介でお客さんを増やしていくことができない募集人は、目の前の顧客からできるだけ多くの手数料を稼ぎ出すことができる保険商品を売りつける可能性は充分あるということです。
顧客のことを考えた提案よりも、自分の懐具合のことを考えてしまう募集人が存在するということなのです。
保険見直しサイトは、最適な保険を創るための利用価値は高いとは思いますが、派遣されてくる募集人がどんな人間なのかを見る目が必要になってきますね。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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