街を歩いていると、なんとなく気になるシーンが目に入りシャッターをきったフォト。 それは意外とデザインや住まいづくりのヒントになったりするものです。
この季節はクリスマスに向けて街中のイルミネーションやディスプレイが華やかになり、世界中の都市がとても綺麗で魅力的です。 そんな魅力に惹かれ私はこのシーズン世界中のいろいろな街を訪れるようになりました。
今でも建設中の教会サグラダ・ファミリアをはじめ、バルセロナには有名な天才建築家ガウディの建築が数多く残され、建築やデザインに興味のある方、もちろん私にもたいへん魅力的な街です。 ガウディ建築の有機的デザインはまるで未知の生物のようにも感じられ、タイル、鉄、木などの素材の使い方は実に繊細なデザインにまとめられており独特の空間の美しさがあるのです。
クリスマスシーズンは街のイルミネーションとライトアップされたガウディ建築とが融合し、幻想的でとても綺麗な夜景を創りだしています。 写真は「海」をテーマに設計されたカサ・バトリョ(富豪バトリョ家の邸宅)。 波をイメージする曲線美やブルー色のタイル、木製建具の造形は必見です。 内部も見学できるのでぜひオススメです。 ガウディの個性的なインテリアデザインもとても魅力的です。
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
「街で見かけた風景から」のコラム
世界のクリスマスから#6〜ホノルル(2007/12/24 10:12)
世界のクリスマスから#5〜上海(2007/12/08 15:12)
世界のクリスマスから#3〜パリ(2007/12/05 11:12)
世界のクリスマスから#2〜モナコ(2007/12/03 13:12)
世界のクリスマスから#1〜マドリード(2007/12/02 16:12)