- 豊田 健一
- 一般社団法人 組織内コミュニケーション協会 専務理事 兼 『月刊総務』編集長
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
社内広報だけではない、「広報」について勉強してみると
「広聴」の大切さを強調している専門家が多い
例えば、
「社会からの企業への要求・批判・不満などを聴き取り、感じ取って、
それを企業行動に反映させるとともに、
企業の考え方・存在意義を社会に説明していくこと・・・」
「社会がその企業をどういう目で見ているか、
その企業に対してどういう要望を持っているかをとらえて、
そのニーズなり批判というものを、いかに経営に反映させるか・・・」
「特に社会についての情報をインプットする広聴機能が重要である・・・」
そして、城義紀さん(故人:コーポレート・コミュニケーション研究所)が、
広報の基本機能として、下記の3つの機能を説明している
「広識」:広くあまねく道理を分別すること。全社的情報分析・判断を行なうこと
「広聴」:時流、市場分析、顧客ニーズ、企業イメージを知るために広くあまねく耳を傾けること
「広報」:広く報いることができる企業であること(CI)を、企業内外にあまねく知らしめること
社内広報について考えてみると、
上記の3つの機能の内、「広報」のみに特化しているような感じがする
それも、社内報の発行だけに終始しているような感じがする
社内広報においても「広聴」することの大切さはかわらないように思う
ただ、先の広聴とは違う部分は、前回の原稿にも記したように
どうありたいか
どうして欲しいか
等々の思いや目標、理想などを掲げて、そして明確にし、
それらと現実のギャップを確認する、把握するための「広聴」ということになるかと思う
その広聴によって得た情報を分析し、どのように広報していくか、
先に言葉で言えば「広識」を行なうことで、戦略的に広報していくことになるかと思う
いずれにせよ、社内広報において、広報だけ、社内報発行だけではなく
「広聴」ということに、もう少し、注力していくことが大切な気がする
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